こんにちは!ぬん太郎です。
この記事では、『北斗の拳』の後編(コミックス16巻以降)に登場するアインの名言について調べています。
初登場のアインは、非常に派手な服装で、態度も大きく自信満々、そして敵なのか味方なのかもわからない状態でした。賞金稼ぎを生業にしているアインは、賞金首となったケンシロウやバット、リンと出会い、どう変わっていくのでしょう?
そんなアインの「名言」に迫ってみました。
北斗の拳のアインの名言はどんなもの?
北斗の拳のアインの名言は、以下の通りです。
・「この うすらボケどもが 急に門を閉めるから とまれねえじゃねえか!」
→アイン初登場時のセリフ。乱暴な言葉づかい、派手な服装にゴツい車。この男は敵か味方か?
・「おまえら 女はいるのか!?」
→ケンシロウの首を取ってきたら放免し、ひとつの街をくれてやると言われた囚人たち。そんな彼らにアインが尋ねたセリフ。インパクトがあります!
・「こいつがケンシロウか!!」
・「おれの名はアイン うらみは ねえが きさまの首もらいうけるぞ」
・「これのためだ!!」
→ケンシロウと対峙した時のアインのセリフ。ケンシロウの「なんのために?」という問いかけに、高らかと小指を立てて「これ(女)のためだ」と言い放つアインはなかなかかっこいいです。
・「いくぞ二枚目!!」
→ケンシロウに向けて、戦いの構えを取るアインのセリフ。登場人物の容姿の描写は北斗の拳では無きに等しいので、貴重なセリフだと思います。
・「やるじゃない」
→自身のあらゆる拳がケンシロウに軽くあしらわれてしまうアイン。それでも強がるセリフ。このセリフは色々な所でパロディネタとして使われるほど、有名です!
・「? このおれが負けた!?」
→ケンシロウとの戦いに敗れたことの実感がないアイン。きょとんとしてかわいらしいです。
・「ごめんな やっぱりおれは強いよな」
・「するてえとあいつが強すぎるのか」
・「ケンシロウ!! おまえの首は必ずこのアインがとってやるぜ おぼえとけ!!」
→自分の強さを確かめるため、出し抜けに同業者の賞金稼ぎを殴ってみたアイン。そしてケンシロウへ向かっての捨てゼリフ。
・「みていろアスカ おれは あの男をつけまわす! おまえのためにな」
・「おれの命はおまえの幸福のためにある!!」
→アインの女=自分の娘であるアスカを左肩に乗せ、ケンシロウについていくアイン。
・「おまえのために歴史をつくってやろう アスカよ おまえがこの父を語る時 胸を張って誇れる歴史をな!」
→混迷の時代に立ち向かう決意をするアイン。娘アスカへの慈しみに満ちた言葉が印象深いです。
・「賞金稼ぎより賞金首になるほうが 心がウキウキしてくるとは思わなかったぜ~~~!! イエ~~~!!」
→かつて自らが捕らえた賞金首2人を収容所から出そうと画策するアイン。収容所破りをして自分も賞金首になることを楽しんでいる様子。アインらしいセリフだと思います。
・「おれも男になりたくなったのさ 語りつがれる男にな!!」
→ケンシロウにアスカを安全な場所に連れて行ってほしいと頼むアイン。
・「しゃらくせえ おまえらのせいで オレたちゃ苦労したぜ さああの世へいきなじいさん」
→ジャコウをぶん殴りながら憂さ晴らしするアイン。
・「わかる オレにはファルコの気持ちが痛いほどわかる 女子供を殺せるやつは人間じゃねえ」
→赤子だったリンを殺せとジャコウに命じられ、しかし殺せず自分の叔父夫婦にリンを預けたファルコ。その姿に自分の娘アスカを重ね合わせ感じ入るアイン。アインの人間臭さが良く出ているセリフです。
・「大丈夫だ… おまえが拭くのはおれの傷ではない… ファルコとケンの戦いを止めれるのはおまえとルイだけ …やつらの血をぬぐってやるのだ」
→ジャコウの罠で地底に落とされたアインやリン、バットたち。そこへ大岩が落ちかかり、アインは身を挺して皆をかばう。血だらけになったアインの血をぬぐおうとリンが差し出すスカーフを拒むアインのセリフ。
・「フ… オレは賞金稼ぎのプロだぜ… いや それ以上に首を持って敵地からずらかるのは天才的といわれたもんだ」
→何としても地底から皆を脱出させるというアイン。どうやって?と問うバットにアインが言ったセリフ。この時点で大岩により瀕死の重傷です。
・「ああ たしかにおまえたちにはムリかもしれんが オレにはとっておきの武器がある!!」
・「こいつよ!! この拳(こぶし)でブチぬけねえものはねえ!!」
→地底にあった岩盤を割るための杭。アインは自分の拳でその杭を叩いて岩盤を割り、水を生じさせて皆を助けるという。しかしそれをするにはアインの身体はすでにボロボロだった。
・「とにかくまかせとけ こういう時にとっておきは使うもんだ!! たのむぜわが愛しのゲンコツよ!!」
→皆の制止も聞かず、拳にキスをひとつ入れて杭に振り下ろすアイン。
・「この命 燃え尽きようとも すべてをこの拳(こぶし)にかけてやる!!」
→幾度目かも分からない拳を杭に繰り出すアイン。耐えかねてリンはアインを止めようとするが、リンをとどめたアインはこのセリフとともに一撃を繰り出し、ついに杭を地面に叩き込む。
・「な…… なぜ砕けぬ…… な…… なぜだ このオレの命じゃ不服か!! くそったれ!!」
→最後の一撃も届かず。地面に伏したアインが悔し気に一筋の涙を流すと周囲の岩盤にヒビが入り奇跡が……!!
・「へっ… コレのために死ぬってのはなかなかのもんだぜ……」
→バットに向けて小指を立ててみせるアイン。けれどその目はすでに光を失っていた。
・「フッ…… 少し… カッコよすぎるな……」
→アイン最期のセリフ。涙なくしては見られません……。
アインの名言についての考察
アインは登場時から最後まで一貫して、人間臭い人物として描かれています。そのため、セリフも茶目っ気のあるものから真面目なものまで、多岐に渡っています。アインの行動の原動力にあるのはやはり娘のアスカで、名言にもあるように「アスカが誇れる父親」として、アインは生き、そして散っていったと思います。
北斗の拳のアインはどんな人物なの?
アインはケンシロウの「北斗神拳」のような流派を持っていません。しいて言うなら我流のケンカ拳法。ゲンコツでぶん殴るというシンプルな戦い方をします。
初めは汚れ仕事の賞金稼ぎとしてケンシロウたちの前に現れますが、その後愛娘アスカ(アインの女)に誇れる父親になるために、リンやバット達と行動を共にします。
帝都決戦では天帝を救い出すために総督ジャコウを追い詰めますが、罠にかかり地下に転落。その先で天帝の真実を知ります。けれども天帝救出の際に重傷を負い、命を落とすことになるのです。
まとめ
以上、北斗の拳のアインの名言と、簡単な人物像について書いてみました。
アインは立ち位置的には「名脇役」という感じの人物だと思います。ケンシロウの物語に花を添えるような存在。それでも、愛されるそのキャラクターは今でも人気が高く、娘アスカを左肩に乗せて立つ姿はフィギュア化までされています。
ちなみに、ぬん太郎のお気に入りのセリフは「やるじゃない」でしょうか。敵に対しても余裕を失っていないセリフが、やっぱりアインだなあ……と思います。
コメント