皆さんは「アミバ」のことをご存じでしょうか。
言わずと知れた、『北斗の拳』に出てくるキャラクターのことです。
アミバは、容姿端麗、情け深い、そして強い主人公のケンシロウとは正反対のキャラクターです。
しかし、なぜか北斗の拳ファンには人気があるのです。
その謎は何なのか。アミバ様の『名言』から探ってみました。
北斗の拳のアミバの名言
・「おれの手で北斗神拳は生まれ変わるのだ!!」
→北斗神拳を追求するアミバ様のセリフ。
・「フ……心配するな 新しい秘孔の究明だ! 成功したらお前のパンチのスピードは倍になる!!」
→捕らえた生贄に人体実験を行いながら言うセリフ。
・「んん~~~」
・「ん!?」
・「フム…この秘孔ではないらしい」
→人体実験にノリノリのアミバ様。
→異変を感じるアミバ様。
→人体実験の失敗を前に納得したようなアミバ様のセリフ。
・「おれの求める北斗神拳はまだ遠い!!」
→人体実験に失敗した生贄を片付けさせながら、遠くを見つめて決意を新たにするアミバ様。
・「この場で死んで みせてくれ!」
→病気の子供を救ってもらいに来た夫婦、その父親の方に子供を救った対価としてアミバ様が要求するセリフ。
・「フハハハ! あと1ミリで俺の指が秘孔に達する!!」
・「気力だ!! 気力で秘孔の効果を封じてみよ~~っ!!」
→人体実験にノリノリなアミバ様のセリフ。
・「おれは変わらん! ただ時代が変わったのだ!! 時代が医学より暴力を必要としているだけのことだ!!」
→ケンシロウの次兄・トキになりすまして、さもトキのようにふるまう器用なアミバ様のセリフ。
・「ケンシロウ暴力はいいぞ!!」
→開き直っているアミバ様のセリフ。
・「どうやらおれが求める北斗神拳が完成の時を迎えたようだな!!」
・「ケンシロウ お前の体で北斗神拳究極の秘孔を試させてもらうぞ!!」
→ケンシロウという生贄を前に、これから人体実験ができる喜びでウハウハのアミバ様のセリフ。
・「おまえはそういう男だぁ! なぁ! そうだろケンシロウよ フハハハハ!」
・「へ…」
・「あ…あいて」
→ケンシロウの情け深さを逆手に取り、自分には手を出せないと高を括るアミバ様。
→びっくり。
→自分が顔を傷つけられたことに気づき、愕然とするアミバ様。
・「もう一度いう おれは天才だ!!」
→南斗水鳥拳のレイに図星を刺され、開き直ったアミバ様。
・「媚びろ~~!! 媚びろ~~!!」
・「おれは天才だ ファハハハ!!」
→倒したと思ったケンシロウを足蹴にしながら、得意げに言い放つアミバ様のセリフ。
・「トキ! トキ! トキ! どいつもこいつもトキ!」
・「なぜだ!なぜやつを認めてこのおれを認めねえんだ!」
→トキに対して嫉妬心丸出しのアミバ様のセリフ。
・「や…やつは やつは このおれの…」
・「このおれ様の顔をたたきやがったんだ~~~~っ!!」
→以外にナルシストな側面を見せるアミバ様のセリフ。
・「わっはは!! ばかめ凡人がおれに勝てるかーっ!!」
→勝利を確信し得意げなアミバ様のセリフ。
・「い…いやだ たすけてくれえ!! な…なぜおれがこんな目に!!」
・「天才の この おれがなぜぇ~~!!」
・「あわ」「うわっ うわああ」
・「うわらば」
→ケンシロウに秘孔を突かれ、高所から転落するアミバ様の最期のセリフ。有名です!
北斗の拳のアミバはどんな人物?
アミバは北斗の拳のコミックス第6巻に登場するキャラです。
主人公のケンシロウが次兄のトキを探している最中に、”悪魔のような男、トキ”の噂を聞きます。
本物のトキであるならば、慈悲深く優しい男であると思っているケンシロウは、急ぎ噂のトキのもとに走ります。
実はトキは本物ではなく、『南斗聖拳』を学んだ男であり、人間を木人形(デク)と呼び、自らの利益の追求のため、人体実験を繰り返し行っているアミバという男でした。
アミバがトキになりすましたのは、その昔、ある村で村人たちを治療するトキに顔を打たれたことが原因でした。自分を天才と称しているアミバはその屈辱に耐えられず、トキと北斗神拳の名を汚してやろうと下劣な人体実験を行います。
ケンシロウも、最初はアミバを本物のトキと思い込み、苦戦を強いられますが、そこへ南斗水鳥拳のレイがあらわれ、トキがアミバであるとケンシロウに伝えます。
正体を見破られたアミバは、人体実験を行って得た新秘孔を自らに突き、ケンシロウと戦おうとしますが、秘孔は失敗してすべての指を失い、さらにはケンシロウに残悔積歩拳(ざんかいせきほけん)を突かれ、高所から落下して最期を遂げます。
まとめ
以上、アミバ様について書いてみました。
実際、アミバ様に人気がある理由は、「人間臭さ」と「悪役らしさ」にあると感じます。
情け容赦しなくてよいくらいの下種な悪役だからこそ、主人公のケンシロウがアミバ様をボコボコにすると、読者はスカッとしますし、ケンシロウのことをかっこいいと思うのです。
また、名言でのアミバ様のやられた時のセリフもなかなかに笑わせるものなので、それが人気の秘密の一つなのではないでしょうか。
実際、私は何度もアミバのことを「アミバ様」と記載していますが、これもアミバ様の悪逆非道な人間臭さのたまものなのかもしれません。
(同じような人物に「ハート様」がいますね……)
まだまだ魅力あふれる『北斗の拳』の世界、掘り下げていってみようと思います。
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