ジョジョの奇妙な冒険の主人公たちは、なかなかに一癖ある者たちが多いです。
けれどもそんな中に共通するのは、「絶対の悪」に対する憎悪、そして正義の心でしょうか。
そんな歴代主人公たちを一覧にまとめてみました。
どうぞご覧ください。
【ジョジョ】その家系とDIOとの因縁、魅力的な主人公たち
『ジョジョの奇妙な冒険』に登場するジョースター家は、イギリスの貴族の血筋であり、生まれつき首筋に星型の痣を持つ特異な一族です。
シリーズ全体を通じて、ジョースター一族は吸血鬼と化したディオとその後継者たちと長きにわたる闘いを繰り広げています。
ジョースター家の男性には、特有のジンクスがあります。
それは“短命で生涯ひとりの女性を愛する”というものです。
このジンクス(特に短命)に翻弄されながらも、ジョースター家の主人公たちは信念と勇気を胸に戦いに挑みます。
各エピソードでは、ジョースター家の誇り高き主人公たちが魅力的なキャラクターとして登場します。
彼らはスタンド能力や戦術を駆使して、悪との戦いに挑んでいます。また、彼らの物語は家族の絆や友情、愛情といった人間の感情を描いており、多くのファンに感動と共感を与えています。
『ジョジョの奇妙な冒険』は多様なストーリー展開と独創的なキャラクターデザインで人気を博しており、ジョースター家の物語もその中心を担っています。
彼らの冒険は、時を超えて永遠に語り継がれることでしょう。
【ジョジョ】第一部 ジョナサン・ジョースター
ジョナサン・ジョースターは、『ジョジョの奇妙な冒険 Part1 ファントムブラッド』の主人公です。
彼は品位ある英国紳士としての振る舞いを心掛け、真面目な性格と強い正義感を備えています。
幼少期には、ジョースター家の養子として育ったディオ・ブランドーから様々な嫌がらせを受けましたが、ジョナサンは逆境においても驚異的な力を発揮し、彼の精神力はディオを驚愕させました。
ディオが石仮面の力で吸血鬼に変貌した後、ジョナサンは吸血鬼に対抗できる「波紋の力」を学びました。
波紋法は生命エネルギーを活用し、吸血鬼やゾンビに打撃を与えることが可能です。特に彼の代表的な必殺技は「山吹色の波紋疾走(サンライトイエローオーバドライブ)」であり、相手に打撃を与えるだけでなく、波紋を直接相手に流し込み、敵を撃退します。
ジョナサンは単なる肉体的な力だけでなく、精神的な強さも持ち合わせています。
彼の純粋な正義心は彼の友人や家族を守るために戦う原動力となりました。
物語は彼がディオとの激しい戦いに挑み、吸血鬼の脅威に立ち向かう姿勢を描きながら進行します。
ジョナサン・ジョースターの人間的な魅力と情熱的な戦いは、彼を一部のファンの間で永遠のヒーローとして讃えられています。
【ジョジョ】第2部 ジョセフ・ジョースター
ジョセフ・ジョースターは、『ジョジョの奇妙な冒険 Part2 戦闘潮流』にて主人公として躍動します。
彼はジョースター家のジンクスを覆す破天荒な青年で、「短命で1人の女性しか愛さない」というジョースター家男子のジンクスには全く沿わず、自分の道を突き進む性格を持っています。
彼の祖父であるジョナサンとは対照的であり、暴力的でお調子者な面も見受けられます。
ジョセフは幼少期から祖父から受け継いだ「波紋の力」を使いこなす才能を秘めていました。
彼は地上の支配を目論む「柱の男」と呼ばれる者たちの野望を打破すべく、リサリサという女性に師事し修行に励みます。
戦闘においては、ジョセフは相手の裏をかくことや先読みすることが得意であり、卓越した頭脳を駆使して戦います。
波紋法を駆使するだけでなく、マジックやイカサマなども巧みに活用し、状況を有利に進めます。
彼の攻撃技には、「波紋ヘアアタック」という髪の毛に波紋を流し込む技や、「糸の結界」と呼ばれる糸を使った波紋の戦法も含まれます。
ジョセフは、波紋の力を操ることで、数々の難敵に立ち向かいながら、友情や勇気を胸に戦い続ける姿が描かれます。
彼の豪快で奔放なキャラクターは読者の心を捉え、多くのファンを魅了してきました。
冒険の途中で繰り広げられる戦闘や困難な状況にも、ジョセフならではのユーモアと頼りになる力強さで立ち向かう姿は、『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズの魅力のひとつとなっています。
【ジョジョ】第3部 空条承太郎
空条承太郎は、第3部『ジョジョの奇妙な冒険 Part3 スターダストクルセイダース』に登場する主人公です。
承太郎は17歳の高校生、冷静かつクールな性格の青年です。
彼の口癖は“やれやれだぜ”という余裕の表れが感じられますが、実は根は正義感に燃える激情家でもあります。
物語の舞台は、100年前に海へ沈んだはずのDIO(ディオ)が復活した影響で、承太郎達がスタンド能力に目覚めてしまう世界です。
承太郎のスタンド「星の白金(スタープラチナ)」は、短い射程距離にもかかわらず、驚異的なパワー、スピード、動体視力を持っています。
彼のスタンドは敵に高速の連打を叩き込むことができ、その際に発する言葉「オラオラ」は、「オラオララッシュ」とファンの間で言われています。
物語は、承太郎がDIOを倒すために、祖父のジョセフ、モハメド・アヴドゥル、花京院典明(かきょういんのりあき)、ジャン=ピエール・ポルナレフ、イギーらと共にエジプトへ向かうところから始まります。
彼らは仲間同士で信頼し合い、様々なスタンド使いたちと戦いながら冒険を続けます。
ジョジョの奇妙な冒険は、個性的なキャラクターたち、派手なバトル、そして予測不可能な展開で人気を集める作品です。
承太郎の成長や友情、そして彼の正義への信念が物語を彩り、読者を魅了します。
果たして、彼らはDIOに立ち向かい、エジプトの過酷な戦いを乗り越えることができるのでしょうか?
物語の行く末にはどんな結末が待っているのか、一読を楽しみにしてください。
【ジョジョ】第4部 東方仗助
東方仗助は日本の高校1年生で、彼は『ジョジョの奇妙な冒険 Part4 ダイヤモンドは砕けない』の主人公です。
特徴的なリーゼントヘアを持ち、幼い頃にリーゼントの青年に助けられたことから、その青年と同じ髪型にし、髪型に深い思い入れを持っています。
彼の口癖は“グレートだぜ”です。
悪意あるスタンド使いによって祖父が殺害されたことから、仗助は友人の広瀬康一や虹村億泰らと共に町を守る決意をします。
仗助のスタンド「クレイジー・ダイヤモンド」は人型で、特殊能力によりあらゆる物を修復することができます。
けれども仗助が怒っている場合は、元通りに直る保証はどこにもありません。
彼は祖父を殺害したアンジェロに容赦なく立ち向かい、怒りながら岩を粉々に粉砕し、「アンジェロ岩」という名所を作りだしました。
彼の冒険はスタンド使いとの戦いが中心でありながら、友情や勇気もテーマとして描かれています。
仗助は仲間と共に困難に立ち向かいながら成長していく姿が描かれ、その過程で彼自身も心の成長を遂げます。
物語はスタンド使い同士のバトルだけでなく、個々のキャラクターの背景や心情にも深く迫っています。
仗助の人間味あふれる一面や友情の力が、読者に感動を与える要素となっています。
『ジョジョの奇妙な冒険 Part4 ダイヤモンドは砕けない』は、アクションと感動を兼ね備えたエンターテイメントな作品であり、東方仗助の成長と戦いの行方に引き込まれることでしょう。
【ジョジョ】第5部 ジョルノ・ジョバァーナ
ジョルノ・ジョバァーナは、第5部『ジョジョの奇妙な冒険 Parte5 黄金の風』の主人公です。
彼はディオと日本人女性の子として生まれ、本名は汐華初流乃(しおばなはるの)ですが、イタリアで暮らしているためにジョルノ・ジョバァーナと名乗っています。
ジョルノは父親のディオがジョナサンの首から下の肉体を奪ったために、ジョースター家の血筋でもあるため、ジョルノの首筋にも「星型の痣」が現れています。
彼も先祖たち同様に正義感が強く、咄嗟の機転や行動力も持ち合わせています。
彼が所有するスタンドは「ゴールド・エクスペリエンス」。
この人型で近距離パワー型のスタンド能力により、触れた物に生命力を注ぎ、動物や植物などの生命を生み出すことができます。
ジョルノは仲間たちと共に冒険を続け、さまざまな戦いを経て成長していきます。
彼のスタンド能力を駆使し、敵を倒すために奮闘する姿は、ジョジョの奇妙な冒険の魅力の一つです。
ジョルノの冒険の行方には、どんな展開が待ち受けているのでしょうか。
【ジョジョ】第6部 空条徐倫
空条徐倫は『ジョジョの奇妙な冒険 Part6 ストーンオーシャン』の主人公で、空条承太郎の娘です。
日系アメリカ人の19歳で、口癖は父親譲りの“やれやれだわ”です。
彼女は冷静な判断力と逆境に屈しない精神力を持っています。
これも父親から受け継いだものです。
徐倫の幼少期には、生死の境をさまよっていたことがあり、その際に承太郎が見舞いに来てくれなかったことから、彼女は父を非常に嫌っていました。
後に無実の罪で刑務所に服役することとなった徐倫は、面会した承太郎から、DIOの関係者によって仕組まれた収監だと告げられます。
とある日、承太郎が差し入れた「矢の破片」によって、徐倫はスタンド能力「ストーン・フリー」を覚醒させました。
この能力により、彼女は自身の肉体を糸に変えて自在に操ることが可能となりました。
彼女の冒険は、父親のような強い意志と優れた戦闘力を持ちながらも、独自の個性や人間性が輝くものとなりました。
自らの運命と向き合い、絶望的な状況でも決して諦めず、成長していく姿は感動的です。
ストーンオーシャンでは、徐倫は数々の困難に立ち向かいながらも、真実を解き明かし、自らの存在意義を見つけ出す旅を続けます。
父との確執と向き合いながら、心の成長も遂げていくでしょう。
彼女の物語は、家族の絆や自己の成長、そして仲間との絆、運命に対する抗いがテーマとなっており、読者は彼女の心の葛藤や成長に共感し、応援することでしょう。
空条徐倫の冒険は、壮大な世界観と感動的なストーリーが織りなす、特別な冒険譚と言えるでしょう。
【ジョジョ】第7部 ジョニィ・ジョースター
ジョニィ・ジョースターは第7部『ジョジョの奇妙な冒険 Part7 スティール・ボール・ラン』の主人公で、19歳の青年です。
彼は幼少期、天才的な騎手でしたがそのせいで高慢な性格。
人に憎まれることも多々あったようです。
そしてトラブルにより下半身不随となってしまいました。
けれどもある時、偶然出会ったジャイロ・ツェペリの持つ鉄球が発した「波紋の力」により、ジョニィの下半身が一瞬動きました。
その希望の光に導かれ、彼はジャイロと共に「スティール・ボール・ラン」という壮大なレースへの参加を決意します。
レースの序盤で、ジョニィは「聖なる遺体」と呼ばれる謎の存在に触れ、「タスク(牙)」というスタンド能力を身に付けます。
スタンドは妖精のような姿をしており、“チュミミィ~~~~ン”と鳴く可愛らしいキャラクターです。
初期段階の「タスクACT1」は回転する爪を発射して攻撃し、人体を切断するほどの威力を持っていました。
そして、ジョニィの精神力が成長するにつれ、「タスクACT2」「タスクACT3」と能力を進化させていきました。
ジョニィはレースを通じて様々な困難に立ち向かいながら、自身の過去や人間としての成長を見つめ直していきます。
彼の成長と友情が物語を彩り、新たなスタンド使いたちとの戦いも交えられます。
果たしてジョニィとジャイロは、レースの勝利を手に入れることができるのでしょうか?
そして、「スティール・ボール・ラン」は彼らにとってどのような運命をもたらすのでしょうか?
冒険の行く先には未知の世界が広がっています。
【ジョジョ】第8部 東方定助
東方定助は、漫画『ジョジョの奇妙な冒険 Part8 ジョジョリオン』の主人公として登場するキャラクターです。
物語は、2011年3月、日本の杜王町で発生した大震災の後、東方定助が「壁の目」と呼ばれる場所の地中から発見されたところから始まります。
彼は記憶を失い、自分の名前もわからない状態で見つかり、広瀬康穂によって「定助」と名付けられました。
定助は、のんびりとした性格で、よく「オレェ?」という独特の口癖を口にします。
また、物の間隔を正確に分析する特技を持っています。
彼のスタンド「ソフト&ウェット」は、星模様のあるしゃぼん玉を作り出し、触れた物を出し入れすることが可能です。
水分や光、摩擦、音など、様々な要素を奪うことができますが、「自分自身のもの」は奪えないという制約があります。
物語は、定助が自らの過去や謎に迫る冒険へと展開していきます。
定助が杜王町の謎を解き明かし、周囲の個性豊かなキャラクターたちと交流しながら成長していく姿が描かれます。
ジョジョリオンは、荒木飛呂彦先生によるジョジョシリーズの第8部であり、奇想天外なストーリー展開と個性的なキャラクターたちが魅力です。
定助の冒険は、読者をワクワクさせる未知の世界へと誘い、彼の成長や友情を通じて感動を与えてくれます。
物語が進むにつれて、彼の運命や「壁の目」との関連が明らかになるでしょう。
【ジョジョ】歴代主人公一覧!:まとめ
ジョジョシリーズ第1部~第8部までの主人公についてまとめてみました。
第9部は始まったばかりなので外しています。
ジョジョの主人公において共通しているのは、最初にも書きましたが「絶対悪」に対するゆるぎない正義の心、だと思います。
ジョースターの血がそうさせるのでしょうか?
一応第7部からジョジョの世界は(不完全な)一巡した世界となっていますが、それでもジョースターの血は続いていると感じられます。
ジョニィの首筋に星型のあざがあるかどうかは分かりませんが……。
それでもあると信じたい筆者でした。
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