【ジョジョ】第2部のあらすじは?2部ってどんな話なの?

ジョジョの奇妙な冒険第2部「戦闘潮流」。

個性豊かなキャラクターたちが出てくるこの話は、第1部と同じく「波紋法」がメインの話です。

そしてあの「石仮面」も。

一体どんな話なのか。第2部のあらすじをまとめてみました。

ジョセフ・ジョースターの旅立ち

ジョナサンの死から49年後、1938年のニューヨークで物語は展開します。ジョセフとエリナばあちゃんは、石油王のスピードワゴンの勧めでロンドンからアメリカへ移住しました。

また、アメリカではジョセフの財布を盗もうとした少年スモーキーと出会います。その出会いがきっかけで、スモーキーも彼らと行動することとなりました。

実は、物語の前作でエリナとジョナサンの息子と、船の爆発からエリナと共に逃れた女の子の赤ちゃんが、成長してジョセフの両親として結婚していました。

しかし、父親は戦死し、母親も病気で亡くなってしまい、ジョセフとエリナばあちゃんの二人暮らしとなりました。

ジョセフは生まれつき波紋を操る能力を持っていましたが、まだ未熟な状態でした。

ある日、ジョセフは異様な雰囲気を纏った男、ストレイツォと出会います。

彼はスピードワゴンの殺害を噂される人物で、ジョセフの前に姿を現します。

店内であるにも関わらず、ジョセフは連射銃や手榴弾を駆使してストレイツォと戦います。

しかし、吸血鬼のような存在であるストレイツォは、バラバラになった肉片を集めて再生する能力を持っていました。

ストレイツォの再生が完了するまでの間、ジョセフは「逃げるんだよォ!」と叫びながら逃げ出しました。

しかし、ストレイツォは女性を人質にとり、再びジョセフの前に現れます。

再び対峙する中、ジョセフはストレイツォから「柱の男」という存在についての情報を得ます。

それは洞窟にいて死体の血ですら養分にしてしまう不気味な存在であり、およそ4000年ぶりに覚醒すると言われていました。

そして、ストレイツォは自ら波紋を使いながら消えてしまいます。この「柱の男」に興味を抱いたジョセフは、メキシコへと向かうのです。

旅の途中で、ジョセフはスピードワゴンがまだ生きていることをナチスの親衛隊から知らされます。

喜びながら、再会を心待ちにしながら、ジョセフはメキシコにあるナチスの実験施設に到着します。

しかし、そこではすでに事件が起きていました。ナチスの少佐シュトロハイムが「柱の男」を切り取り、覚醒させようとしていたのです。

そしてその「柱の男」ことサンタナは実験中に逃走してしまったのです。

サンタナは自らの体を変形させ、空気供給管に隠れることができました。

彼に触れるとゾンビ状態になってしまうため、

ナチス軍は彼と戦うことが難航していました。

その時、ジョセフが軍服を身にまとい現れ、シュトロハイムの髪の毛を利用して攻撃を仕掛けます。

サンタナは人間の言葉を理解し、銃を分解するなど高い知能を持っていましたが、ジョセフの機転により彼を打ち倒すことに成功しました。

しかし、サンタナは石化していながらも消滅していませんでした。

スピードワゴン財団は彼がディオやストレイツォのような吸血鬼を餌にしていることを発見しました。

そして、サンタナのような「柱の男」が他にもいることが判明しました。

彼らが1938年に目覚めるという情報をシュトロハイムから受け取り、ジョセフとスピードワゴンはイタリアのローマへ向かうことを決意しました。

波紋使いの戦士と柱の男たち

ジョセフはローマのレストランで名物料理のイカ墨パスタを味わっていました。

その隣に座っていた男性は、洒落たセリフを口にしながら女性を口説いている様子でした。

彼こそが、なんとスピードワゴンに会うようにと言われていた波紋使いの戦士であるシーザーだったのです。

ジョセフはその言葉の浮ついた様子に馴染めず、彼に対して嫌悪感を抱きました。

そこで、ジョセフはシーザーに対抗心を燃やし、波紋を使って悪戯を仕掛けますが、シーザーにかわされてしまいます。

シーザーはイタリア人らしく一族への思い入れが深く、ジョナサンというジョセフの祖父が彼の祖父ツェペリの死の原因だと信じ込んでいました。

ジョセフの未熟な波紋を見て、シーザーは彼とは組みたくないと明確に述べました。

これに怒ったジョセフはシーザーとの喧嘩を波紋を使って挑みますが、結果は引き分けに終わります。

しかし、両者の性格が合わないことを認識しつつも、2人は諦めて組むことになりました。

シーザーのコネを使って、ジョセフたちはローマの美術館の地下にある柱の男の研究所に向かいます。

しかし、一歩中に入ると、ジョセフは周囲の静けさに違和感を覚えます。

実は、そこでは柱の男であるワムウたちが目覚め、ナチス軍を一掃していたのです。

彼らは「エイジャの赤石」という太陽を超越し、究極の生命体になる力の源を求めていました。

シーザーは友人であるナチス軍の若者を殺されたことに激怒し、奥義波紋シャボンランチャーを放ちます。

しかし、ワムウたちは波紋の原理を理解しており、軽々とかわしてしまいます。

さらに、ワムウは周囲の大気を竜巻のように操り、シーザーの顔を切りつけてきました。

ジョセフも戦いますが、彼らに歯が立ちません。

ジョセフは闘技「神砂嵐」を受け、吹き飛ばされてしまいます。

傷つき疲れ果てたジョセフは、逃げるフリをしてトロッコに飛び乗ります。

彼の目的は、スピードワゴンとシーザーを助けるために敵を引きつけることでした。

トロッコに乗り込んできたワムウに対して、ジョセフは1ヶ月で強くなると宣戦布告します。

ワムウとエシディシは、死のウエディング・リング(毒入りリング)をジョセフの動脈と喉に装着し、彼が戦いから逃れられないようにしました。

このリングは33日で外身が溶け始め、毒薬が体内に回る仕組みでした。

ジョセフは33日後に再び戦い、ワムウとエシディシの鼻ピアスにある解毒剤を手に入れることを約束されてしまったのです。

波紋の修行と赤石の追求

、ジョセフの勇気に感銘を受けたシーザーは、彼と共に波紋の修行に付き合うことを決意します。

二人はローマを離れ、ヴェネツィアへと船で渡り、修行の師匠であるリサリサの元へ向かいました。

修行は非常に厳格で過酷なものでした。

ジョセフは、毒が体に溶け出るまでの33日以内に修行を終えなければならず、呼吸法の矯正マスクを着用して厳しいトレーニングに取り組みました。

地獄昇柱(ヘルクライム・ピラー)で実践的な波紋の技を身につけ、シーザーとの協力により、彼の信頼を獲得しました。

ジョセフは呼吸法が筋肉や力をコントロールすることを理解し、ますます強くなっていきました。

修行の途中でリサリサは赤石について教えてくれました。

赤石の製造者が知能の高いカーズであること、この赤石によって奇跡的な力がもたらされ、柱の男たちが完全な存在になると言われていること、また、その赤石を破壊すればカーズたちに勝つことができるという伝説があることなど、重要な情報を知ることができました。

こうして修行を積んだジョセフとシーザーは、リサリサから最終試験を受けるよう告げられました。

しかし、待ち受けていたのはなんとエシディシでした。

エシディシはリサリサの師範代を殺し、赤石を狙って待ち伏せしていたのです。

ジョセフはここでエシディシを倒し、解毒剤を手に入れることを決心しました。

波紋の修行の成果を発揮し、無事に解毒剤のピアスを手に入れたジョセフは、喉のリングの解毒を完了させました。

しかし、心臓のリングだけが残っていました。

ジョセフはエシディシとの激戦を終え、リサリサのもとに帰還しました。

しかし、帰るとリサリサが入浴中であり、使用人のスージーQが赤石を盗んでいたことが判明しました。

驚くべきことに、エシディシはスージーQの背中に乗り移り、彼女を操っていたのです。

操られたスージーQは赤石をスイスのサンモリッツまで運んでしまいました。

ジョセフたちは赤石を取り戻すために旅に出ることになりました。

スイスの国境に近づくと、彼らは輸送列車に追いつきました。

しかし、そこにはナチス軍が警戒態勢をとっていました。

彼らも赤石を探していたのです。

そして驚くべきことに、シュトロハイムと再会することになりました。

彼は柱の男、サンタナとの戦いで死んだと思われていましたが、優れた医学技術により回復し、機械を身に着けて進化していたのです。

そこにはカーズもおり、シュトロハイムは自身の体に装備された科学兵器を駆使して戦いました。

争いの末、赤石は雪の斜面を滑り降りてしまいます。

ジョセフとカーズは必死に追いかけ、ジョセフは波紋を使いながら崖を登り返し、赤石を手に入れました。

カーズは再起を図るためにその場を引きました。

決戦の果てに:ジョセフの勇気と奇跡

ジョセフたちはカーズと彼の手下たちの隠れ家を発見します。

昼間に突入するか、夜に攻め込むかで、シーザーとジョセフは意見が対立し、口論してしまいます。

シーザーはツェペリ一族への復讐を果たすために今すぐ突撃したいと考えています。

リサリサが止めるように言っても、彼は頑として耳を貸しません。

シーザーには戦うべき理由がありました。

彼の父親は10歳のときに突然家族を捨てて姿を消しました。

この出来事がきっかけで、シーザーは父親を憎み、性格が荒れ、犯罪を犯すようになりました。

そしていつか父親を見つけ出し、制裁を加えると決意しました。

彼は荒れ狂う日々を過ごしていましたが、ある日、シーザーはついに父親を見つけました。

彼をつけると、父親はコロッセオの地下に向かいました。

シーザーも後を追い、そこで柱の男が壁の中で眠っているのを見つけました。

当時のシーザーは何も知らずに彼に触れてしまいましたが、父親は彼を庇いました。

そこでシーザーは父親を誤解していたことに気づきました。

彼の父親は家族を守るために姿を消したのです。

つまり、カーズはシーザーにとって亡き父の仇なのです。

シーザーがカーズのアジトであるホテルのドアに到着すると、ドアは自然に開きました。

ワムウは水蒸気と光の屈折を利用し、姿を実体化させずにシーザーに襲いかかります。

しかし、シーザーはシャボン・カッターで一撃を加え、建物の中に潜入してしまいます。

シーザーは前に使ったシャボン・カッターの応用で、レンズのようにして外の日光を集め、ホテルの中に攻撃を開始します。

しかし、シーザーはワムウの策略に引っかかり、神砂嵐に巻き込まれて甚大なダメージを受けます。

彼はもはや戦闘する体力を残していません。

それでも最後の力を振り絞り、ワムウの鼻から解毒剤ピアスを奪い、シーザーは最後の波紋を使ってそのピアスをバンダナに通し、血の入った泡に込めてジョセフに託しました。

シーザーは祖父と父を思い浮かべながら、ツェペリ一族の未来に託す魂をジョセフに受け渡し、息絶えました。

ジョセフとリサリサはシーザーが残したシャボンからピアスを受け取り、シーザーの血を見て2人は悲しみ、涙を流します。

しかし、ここは敵地です。悔しさを胸に、彼らは前へ進むしかありません。

ジョセフはワムウを倒してから受け取った解毒剤を使って飲むことを決めました

。これはシーザーとの約束です。彼は勝利し、生き残るのです。

彼らは奥に進み、ついにワムウとカーズと対面します。

リサリサは提案をします。

ジョセフはワムウと戦い、リサリサはカーズと戦い、赤石と未来を賭けた一戦を行おうと言います。

カーズはこれに同意し、リサリサを一時的な人質にして、ジョセフとワムウは「骸骨の踵石」という古代の円形闘技場で戦うよう命じます。

ジョセフとワムウの戦車戦が始まります。彼らは波紋、武器、知恵、体力を駆使しながら戦いを繰り広げます。

激しい戦闘の末、ジョセフは知恵とシーザーの形見のバンダナを使ってワムウに勝利します。

ワムウは二人の絆と紳士的な戦い方を認め、風となって消え去りました。

ここでジョセフは解毒剤のピアスを飲み、シーザーとの約束を果たし、心臓のリングを解除します。

そして、リサリサとカーズの対決が始まります。

ルールは一対一ですが、カーズは影武者を利用して卑怯な戦いを仕掛けてきました。

ジョセフはそれを許しません。

カーズの合図で手下たちが一斉に襲いかかってきますが、ジョセフは彼らを振り払いながら戦いに臨もうとします。

しかし、その時、スピードワゴン財団とシュトロハイム率いるナチス軍が駆けつけてくれました。

この機会を逃すまいと、ジョセフはカーズに近づきます。

リサリサを盾にしながらも、カーズはジョセフの策略には勝てません。

ロープを使って落下するふりをしながら、ジョセフはカーズに対して波紋を繰り出し、彼に打ち勝ちます。

しかし、カーズは何気なく石仮面に赤石を埋め込み、シュトロハイムの紫外線を利用して太陽にも匹敵する完全体となってしまったのです。

彼の知能はIQ400、握力や聴力、視力は非常に優れており、さらには翼まで持っていました。

究極の生命体カーズが誕生しました。

ジョセフは必死に考えながら「逃げるんだよォォォーーーッ!」と逃走します。

彼はナチスの軍用機に乗りながら、イタリアのヴォルガノ島の火山を目指します。

彼は地球上で最も強力なエネルギーであるマグマを利用して、カーズに勝つことができるのではないかと考えました。

カーズが追いついてきた時、ジョセフは特攻を仕掛けてカーズを火山の中に押し込みます。

軍用機が爆発し、ジョセフはシュトロハイムによって救出され、難を逃れます。

カーズは溶岩に飲み込まれたかに見えましたが、彼は溶岩にも打ち勝ち、神の領域まで上り詰めて溶岩から這い上がりました。

カーズはジョセフの左手首を斬り落としました。

ジョセフは波紋で反撃しようとしますが、赤石が彼の右手に引っ付きます。

赤石は波紋を増幅する装置であることがわかりました。

次の瞬間、赤石が噴火の力となり、ジョセフとカーズは岩盤ごと押し上げられます。

ジョセフは空中に放り出され、カーズは大気圏外へと投げ出されます。

カーズは宇宙空間で凍りつき、地球には二度と戻ることはありませんでした。

そして、柱の男たちとの戦いは終わりました。

ニューヨークではジョセフの葬式が行われていました。

しかし、そこに現れたのはジョセフとスージーQでした。

なんと、ジョセフは岩が彼を守る形で海に落下し、漁船員に救出され、スージーQに介抱されて生きていたのです。

まとめ

ジョジョの奇妙な冒険第2部「戦闘潮流」のあらすじを紹介させていただきました。

ジョセフとシーザーの名コンビは、今でもジョジョファンの間で語り草になっていますね。

もちろん、シーザーの死にざまも……。

ピアスを通したシャボンのバンダナを残して、石の下敷きになったシーザー。

今でもそのシーンを読むときには、涙が出ます。

今回のあらすじを通してジョジョ第2部を知った方。

よろしければ原作も、読んでみて下さいね。

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