ディエゴ・ブランドーは、『ジョジョ』第7部「スティール・ボール・ラン」に登場するキャラクターです。
上昇志向が強く、また、功名心と金銭欲が強いイヤな奴です。
そんなディエゴは作中ではしばしば、「あの」ディオと同じくディオと愛称で呼ばれていたりします。
そんな7部ディオはどんな男だったのでしょうか。生き様やスタンドについて調べてみました。
【ジョジョ】7部のディオはどんなディオ?生きざまは?
ディエゴ・ブランドーは、ジョジョの奇妙な冒険第7部「スティール・ボール・ラン」において登場するキャラクターであり、ジョッキーとして活躍します。
彼の愛称は「Dio」です。
ディエゴの容貌は、6部のDIOと非常に似ており、帽子を取ると瓜ふたつです。
ディエゴはもともとイギリスの下層階級出身でしたが、驚異的なジョッキーの才能を持ち、イギリス競馬界の貴公子としての地位を手に入れました。
今回の大会では、優勝の有力候補として注目されています。
彼の愛馬はシルバー・バレットという名前です。
ディエゴは各馬の癖を見抜き、それを利用することで難なく競馬場を駆け抜けるという、まさにプロの技術を見せつけます。
しかしながら、ディエゴは下層階級で育ったため、苦労を重ねてきた過去から勝利への執着心や上昇志向が非常に強く、手段を選ばない非情さと狡猾さも持ち合わせています。
作中ではしばしば「奪う者」と形容されます。
彼は金儲けのために裕福な老婆と結婚し、事故に見せかけて彼女を殺害したなど、黒い噂が絶えません。
さらに、レース後半では政界進出を狙っていることも公言しています。
荒木飛呂彦先生はディエゴを「石仮面のない世界でのDIO」と表現しています。
ジョナサン・ジョースターとディオ・ブランドーの因縁が強かったように、ディエゴとジョニィ・ジョースターもレースの中で何度も火花を散らすこととなります。
また、第1部でも主人公のジョナサンよりも先にディオが登場していたように、今回もジョニィよりも先にディエゴが登場します。
レースの中盤、ディエゴはフェルディナンド博士のスタンド能力「スケアリー・モンスターズ」によって恐竜に変えられてしまいます。
しかし、ジョニィとジャイロは博士との戦いの中で、聖人の遺体の「左眼部」を手に入れます。
博士が死亡した後、ディエゴは彼の能力を自分のものとし、本格的にスタンド使いとしてジョニィたちと激突するようになります。
さらに、彼はレースの優勝だけでなく、遺体の総取りも目論みます。
同様に遺体の総取りを企んでいたファニー・ヴァレンタインとは一時的に協力関係を築くこともありましたが、お互いが利用し合うだけの関係であり、最終的にはディエゴはヴァレンタイン大統領を暗殺し、遺体を手に入れようとします。
ディエゴは社会的な地位や権力への欲望が遺体を知った後も衰えず、ジャイロ・ツェペリたちの命と引き換えにニューヨーク市長の座を要求するなど、野望を抱いています。
列車で移動していたヴァレンタイン大統領をディエゴとホット・パンツが襲撃します。
ディエゴはすでにD4Cの弱点を見抜き、対策を練っていました。
彼はホット・パンツの能力によって自分自身の姿を大統領に変え、敵を惑わせます。
一瞬の隙を突いて、平行世界の大統領たちを倒します。
そして基本世界の大統領も追い詰めますが、彼によって車輪の下に引きずり込まれ、胴体を切断され、致命傷を負います。
しかし、ディエゴは自身の敗北を受け入れず、最後の瞬間まで「勝ったのは俺だ」と主張し続けた後、息を引き取ります。
けれどもその上昇志向を見抜いていた大統領は平行世界からディエゴを連れてきます。
彼こそが、スティール・ボール・ランの真のラスボスとなります。
平行世界のディエゴは、大統領を打倒したジョニィ・ジョースターの隙をついて彼の遺体を奪取しました。
そのまま基本世界の自分と入れ替わり、レースを続けながら市街地でジョニィと激しい戦いを繰り広げました。
ディエゴは事前に大統領からジョニィの能力について聞いており、自身の片足を犠牲にすることでその能力をジョニィに押しつけることに成功しました。
ジョニィは戦闘不能となり、ディエゴは彼を置き去りにしてレースで優勝しました。
その後、ディエゴは大統領が用意したシェルターに遺体を保管しようとしました。
この時、彼は大統領に向かって「あんたを信じるよ」とつぶやきました。
しかし、そこにルーシー・スティールが現れました。
ディエゴは彼女を取り押さえ、弄んだ後に殺すことを告げました。
しかし、彼女が手にしていたものを見てディエゴは顔色を失います。
なぜなら、それは死亡した基本世界のディエゴの生首だったからです。
異なる世界の物体が接触すると消滅してしまうという法則があるため、ディエゴは時間を止めて逃げ出そうとしましたが、戦闘で失った片足のために間に合いませんでした。
絶望的な状況の中、ディエゴは慌ててルーシーを殺そうとしましたが、時間停止が解除されると同時に引き寄せられた生首と接触してしまい、彼は首のない死体となってしまいました。
さらに、基本世界のディエゴが乗っていたディエゴの馬、シルバーバレットが発見されました。
運営側はこれをルール違反と判断し、「馬の乗り換えは不可」というルールを破ったとしてディエゴを失格としました。
さらにディエゴ自身も行方不明とされ、弁明の機会もなく彼は敗北者として扱われることになりました。
結果的に彼は二重の敗北を喫することとなりました。
【ジョジョ】7部のディオのスタンド能力は?
ディエゴのスタンドは「スケアリー・モンスターズ」です。
スケアリー・モンスターズは、フェルディナンド博士の能力を継承したディエゴが持つ能力であり、傷つけた生物を恐竜化して自身の使役下に置くことができます。
しかし、ディエゴは博士とは異なり、自身も恐竜化する能力を持っています。
最初の頃、ディエゴは恐竜化能力を小さな生物に対して利用していました。例えば、虫やネズミなどの小動物に対して恐竜化を施していました。
しかし、後には人間や馬などの比較的大きな生物にも能力を応用することができるようになりました。
また、ディエゴは恐竜のデザインを自在に操り、周囲の環境や保護色に合わせた形態に変身することも可能です。
このように、ディエゴの使役する助アリーモンスターズは、フェルディナンド博士の時よりも応用範囲が広がっています。
特に、ディエゴ自身が恐竜化すると、その身体能力が飛躍的に向上します。
嗅覚や俊敏性などが増し、馬の足跡から乗馬している人物を特定するなど、レースなどで有用性を発揮することができます。
さらに、彼はスタープラチナ並みのスペックを持つD4Cという強力な存在にも接近戦を挑むことができるようになりました。
ただし、スケアリー・モンスターズには弱点もあります。
ディエゴは恐竜化すると、止まっている(ように見える)物体の動きを知覚することができなくなります。
この弱点はフェルディナンド博士から能力を受け継ぐ際に引き継いだものであり、ディエゴも同じように克服することはできません。
スケアリー・モンスターズは、ディエゴにとって多くの利点をもたらす能力です。
彼は恐竜化によって身体能力を向上させ、情報収集や戦闘などで優位に立つことができます。
しかし、静止している物体の動きを感知できないという弱点も忘れてはなりません。
まとめ
ディエゴ・ブランドーの第7部での生き様と最後、そして彼のスタンドについて書いてみました。
ディエゴは幼少期に悲惨な体験をしています。
その体験を生かして善人になってくれたら良かったのですが、彼は悪の道の方に染まってしまいました。
哀しいと言えば、哀しいです。
興味のある方は、スティール・ボール・ラン、ぜひ手に取ってみて下さい!
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