『ジョジョ』第1部「ファントムブラッド」は、コミックス版1~5巻までです。
ジョジョの長い長い物語の発端となった、因縁の出来事が描かれているお話です。
そんなお話の中で、主要登場人物は誰だったのでしょうか。
調べてみました。
【ジョジョ】第1部の登場人物は?主要なキャラってどれだけいたの?
以下に第1部の登場人物を記載します。
ジョナサン・ジョースター
第1部「ファントムブラッド」の主人公です。
イギリス貴族であるジョージ・ジョースターⅠ世の跡取り息子で、幼いころに母親を事故で亡くしています。
心優しく聡明で、正義感が強いです。
常に「立派な紳士」たることを目指しています。
あらゆる困難に立ち向かうことのできる勇気と強い精神力の持ち主です。
ジョナサンは石仮面を使って吸血鬼化したディオを倒すため、ツェペリに波紋法を師事し、ディオの行方を追っていきます。
ディオ・ブランドー
ジョースター家に養子として引き取られた少年です。
非常に明晰な頭脳と、冷徹な心の持ち主です。
ジョースター家に引き取られてから、ディオはジョナサンに対して執拗な嫌がらせを開始。ジョナサンの愛犬ダニーを焼き殺したり、彼が好意を持っている女の子、エリナに無理やりキスをして、二人の仲を遠ざけたりします。
けれども大人の前では完璧に礼儀正しい少年を演じます。
それもこれも全ては、ジョースター家の遺産を乗っ取る腹づもりからです。
その計画の一環である、ジョージ・ジョースターⅠ世の暗殺がジョナサンにばれ、追い詰められたディオは石仮面をかぶると、吸血鬼へと変貌します。
ウィル・A・ツェペリ
彼は石仮面を発見した発掘隊(ツェペリの父が隊長)の一員です。
石仮面をかぶり、吸血鬼化した父が発掘隊の仲間たちを次々に殺し、最後は朝日の中に解けて消えていったのを目の当たりにします。
そして、石仮面の闇の力に対抗するためには太陽のエネルギーしかないと、厳しい修行の末に波紋法を会得します。
石仮面の行方を追っているうちにジョナサンに会い、自分と同じ宿命をジョナサンの中に見ると、彼に波紋法を指導することになります。
ロバート・E・O・スピードワゴン
ロンドンの食屍鬼街(オウガーストリート)の住人で、チンピラどもをまとめている兄貴分的な存在です。
ジョナサンと食屍鬼街にて戦いますが、どこまでも紳士なジョナサンの人間性、そして戦う覚悟に惚れ込み、一緒に石仮面の闇の力(=ディオ)と戦うことになります。
エリナ・ペンドルトン
のちにジョナサンの妻となる女性で、ジョナサンの初恋の人。
心優しく、かわいらしい女性ですが、気丈な部分も持ち合わせています。
ジョナサンとディオとの宿命の対決を、ジョナサンの最期に垣間見た一人です。
ジョージ・ジョースターⅠ世
英国貴族。
ジョナサンの父親で、ディオの養父です。
ジョナサンが幼い時、ジョースター一家の乗った馬車が崖に転落し、母親は死亡。
生き残ったジョースター卿は、その際盗みを働こうとしていたダリオ・ブランドー(ディオの実父)を命を救ってくれた恩人と勘違いし、ダリオにお礼をすることを約束します。
この約束のおかげで、ディオはジョースター家に引き取られることになりました。
ダリオ・ブランドー
一言で言うと、人間のクズです。
盗人で酒浸り、最後はディオに毒薬で殺されました。
この男に目を付けられたのが、ジョースター家の最大の不運と言っても差し支えないと思います。
ジャック・ザ・リパー(切り裂きジャック)
ロンドン中を恐怖に陥れた、伝説の殺人鬼です。
作中では、ディオに闇の世界へスカウトされ、吸血鬼化し、ディオの手先となってジョナサンたちに襲い掛かります。
ポコ
ディオが目を付けた町、「ウインドナイツ(風の騎士たち)」の住人。
初登場時はディオに操られ(吸血鬼化はしていない)、ジョナサン達の荷物を奪っておびき寄せ、ディオの元まで連れてくるという役目を与えられていました。
小心者で、口癖は「明日やってやらあ!」です。
けれども自分の姉を敬愛しており、いつか姉が願うような男になりたいと内心思っています。
双首竜の間にて、ポコは自分の心の奥底から勇気を引きずり出し、「ねーちゃん、明日って、今さ!」と言って、タルカスに蹴られながらも何とか広間の入口のレバーを引き、ツェペリとスピードワゴンを双首竜の間の中へと入れます。
ポコの姉
ポコに「ねーちゃん!」と呼ばれていますが、名前は出てきません。
ただ、彼女はポコに対してすごい影響力を与えた人間です。
町がディオに襲われたときに、彼女は無傷でディオの前に連れて来られます。
ディオは彼女に自分たちの仲間になるかどうかの誘いをかけますが、結果は彼女の平手打ちでした。
その後彼女は「怪人ドゥービー」に襲われますが、間一髪でジョナサン達が駆けつけ、事なきを得ます。
トンペティ師
ウィル・A・ツェペリの波紋法の師です。
ツェペリの危機を知り、ウインドナイツ町に駆けつけますが、すでにツェペリはこの世を去った後でした。
ツェペリの弔い合戦として、ジョナサン達とともにディオに立ち向かいます。
ダイアー
トンペティの弟子のひとり。ツェペリとは兄弟弟子であり、20年来の親友でした。
稲妻十字空裂刃(サンダークロススプリットアタック)をディオに喰らわせますが、相手は吸血鬼。
気化冷凍法により体を首の下まで凍らせられ、砕かれて死亡してしまいます。
ストレイツォ
トンペティの弟子のひとりで、ダイアーと同じくツェペリとは兄弟弟子。
吸血鬼に対するスマートな戦いぶりや、明らかに美形キャラとして描かれたその姿に当時の女性ファンが虜になったとか何とか。
彼はこの戦いでは死なず、ジョジョ第2部まで登場します。
タルカス・黒騎士ブラフォード
1565年ごろ、イギリスでは王位継承を争った二人の女王がいました。
一人はエリザベスⅠ世。
もうひとりは、メアリー・スチュアート。
二人はともにチューダー王家の血統を継ぐ、親戚同士でした。
タルカスと黒騎士ブラフォードは、そんなメアリー・スチュアートの忠実な家来でした。
ある日、メアリーの夫が原因不明の事故で命を落とします。
エリザベスⅠ世は、そこに目を付けました。
夫殺しの罪をメアリーに着せたのです。
国中の貴族たちがメアリーに反旗を翻し、勝つのはタルカスとブラフォードの軍のみ。
あっという間にメアリー側は敗北します。
エリザベスⅠ世はなおも言います。
タルカスとブラフォードが自首をすれば、メアリーの命だけは助けてやる、と。
二人はその要求を飲み、処刑されることになりました。
けれども処刑される寸前に、二人は思いもよらぬ言葉を聞きます。
なんと今生きているとされるメアリーは影武者で、本当のメアリーは処刑上の隅に転がっているあの生首だと。
とっくに殺されていたのだと。
二人は無念の叫びを上げます。
そしてタルカスは、筋肉が硬直し、首を落とすまでに処刑人が何本も斧を折ったと。
そしてブラフォードは、処刑人の足に長い髪の毛がからみつき、肉まで食い込んで、死んでいったということです。
黒騎士ブラフォード
現世に深い恨みを持って死んでいったブラフォードは、それでも騎士道精神を失わない戦いぶりを見せました。
得意技は、「死髪舞剣」(ダンス・マカブヘアー)。
長い髪で剣を持ち、自在に動かして敵を翻弄します。
最終的にジョナサンの波紋により気化しますが、ジョナサンにLUCK(幸運)とPLUCK(勇気)の剣を託し、満足げにこの世を去ります。
タルカス
ディオによって吸血鬼化して甦ったことで、暴力的な面が強く出てしまい、騎士の誇りなどどこかへ捨て去ってしまったタルカス。
なまじブラフォードが人間の心を持っていただけに、その姿は見ていて胸が締め付けられる気持ちがします。
双首竜の間にてタルカスは、ツェペリの命を残酷に奪います。
ジョナサンもその際に首の骨を折られ、死ぬはずでしたが、ツェペリが最後の波紋で自分の全生命エネルギーをジョナサンに託したために、ジョナサンは息を吹き返し、タルカスを圧倒するのです。
ワンチェン
食屍鬼街に東洋の薬(毒薬含む)を扱う店を構える、ずる賢い小男です。
ディオの手先となってからは、ディオの世話を甲斐甲斐しくしていた模様です。
最期にはジョナサンの波紋で豪華客船のスクリューシャフトを止め、船を爆破し消滅します。
【ジョジョ】第1部の登場人物は?:まとめ
ジョジョ第1部の全登場人物について、まとめてみました。
厳密にいえば、名前のないモブキャラ、味のある吸血鬼たちなど、まだまだキャラは出てくるのですが。
そこは、線引きさせていただきました。
このリストを作るにあたって、第1部を改めて読み直してみたのですが。
やっぱりジョジョは面白いですね……!
第1部は劇画調なので、苦手な方も多くいらっしゃるとは思いますが、劇画調ならではの迫力もものすごくあります。
何より、ディオの悪の魅力が満載に詰まっています。
もし興味が湧いた方がいらっしゃれば、ぜひ手に取って読んでみて下さいね。
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