【ジョジョ】どこから面白い?独断と偏見の面白さランキング!

『ジョジョ』は、現在第9部の連載が始まったところです。

9部に関しては、まだ何とも言えないので除外しますが、ここではすでに発表され完結している第1部から第8部にかけて、筆者が独断と偏見でランキング付けしてみたいと思います。

それぞれの部にコアなファンがいることは分かっていますし、そうした人たちを冒涜するつもりはないことをここに誓っておきます。

それではジョジョがどこから面白くなるのか、ランキング形式で発表していきます!

【ジョジョ】どこから面白い?独断と偏見の面白さランキング!

※降順で発表させていただきますね。

第8位:第1部「ファントムブラッド」

第8位は、第1部の「ファントムブラッド」です。なぜ8位にしたのかと言えば、やはり絵柄の問題でしょうか。

劇画調の絵柄は現在では受け入れられない人も多くいると考え、この順位にしました。(それを言ったら第2部もそうなのですが……)

とはいえ、第1部はジョースター家とディオとの因縁の物語の始まりですので、ジョジョの壮大な物語において非常に重要なポジションを担っているお話です。

劇画調の絵が苦痛ではない方。

コミックスで第1部は1~5巻までに収録されています。

それほど長くはないので、ジョジョを極めてやるという方はやはり初めから読んでいただくことをおススメします。

第1部にも見どころはたくさんあり、つまらないということは絶対にありません。

また、やっぱり絵が苦手でとっつきづらい……、という方には、アニメ版をおススメします。

ジョジョのコミックスを忠実に再現した内容になっており、作画も綺麗です。

第8位といえども侮るなかれ。

ジョジョは結構、どの部も面白いと思います。

第7位:第6部「ストーンオーシャン」

第7位には第6部の「ストーンオーシャン」を入れました。

6部はジョジョ初の女性主人公、空条徐倫を起用しています。

この話も面白いと言えば面白いのですが、結末が非常に分かりづらいです。

(筆者の理解力が壊滅的に不足しているからかもしれませんが……)

それから、最後は皆全滅してしまうので(エンポリオ少年を除いて)非常に後味の悪い終わり方となっています。

どちらかと言えば、ボスであるプッチ神父を追い詰めるまでの徐倫たちと敵とのスタンド戦の駆け引きが面白いです。

第3部以降、攻撃手段が「波紋」→「スタンド」となるのですが、3、4、5、6部と続いてくると荒木先生も乗ってきたのか、スタンドの使い方が洗練されていきます。

どの部でもスタンド使いの戦いは頭脳戦で面白いのですが、(3部ではまだ肉弾戦の要素も見られます)洗練されたスタンド使いの戦いが見たい!という方は、この6部がおススメです。

第6位:第8部「ジョジョリオン」

「ジョジョリオン」も、結末の着地点がいまいち分からないお話です。

(これまた筆者の読解力が不足しているからなのかもしれないですが……)

それから、第6部のプッチ神父の「時を加速させる」スタンド能力で世界は一巡し、第7部から一巡後の世界が始まっていることから、今まで出てきた登場人物名や町などの名前が、違った形で表現されています。

例えば、「ジョジョリオン」の舞台は「杜王町」ですが、これは第4部に出てくる「杜王町」とは違っています。

慣れるまでこの辺がややこしいです。

もっとも、「ジョジョリオン」だけ読むという方は新しい情報として「杜王町」が入ってくるので、関係ないかもしれませんが。

あと、このお話では主人公である東方定助以外の戦闘シーンが少ないです。

ジョジョと言えば、スタンドと主人公の仲間たち。

時に仲間と連携し合って敵に望むというのが、ジョジョのこれまでのスタイルでしたが、「ジョジョリオン」は極端にそれが少ないです。

ただ、もちろんスタンドバトル自体はやはり、面白いです。

他の部とは一風変わった雰囲気がある「ジョジョリオン」。

これはハマる人はハマるのではないでしょうか。

第5位:第2部「戦闘潮流」

第5位には、第2部の「戦闘潮流」を入れさせて頂きました。

これまた劇画調の絵ではありますが、ストーリーのとっつきやすさ、面白さが第1部とはまるで違っているので、5位に入れました。

あとは波紋ファンの方のことも考慮してみました。

波紋は、第2部(一応第3部)までしか登場しませんが、波紋による熱い肉弾戦や駆け引きである頭脳戦は、どちらもスタンド使いの戦いに劣らず面白いです。

そして第2部の魅力のひとつに、ジョセフ・ジョースターの存在があります。

ジョセフはとにかく頭の回転が速く、機転が利き、そして戦いの中でもジョークを飛ばすなど楽天的な性格をしています。

ジョセフは不利な状況下でも、鋭い観察眼と機転で相手の裏をかき、いかさまやトリックを使って状況を逆転させるのが得意です。

そして、第1部のジョナサンのように、本当に吐き気のするような「悪」には断固立ち向かっていくような正義感のある人物でもあります。

こんなジョセフでしたら、後に不動産王になったのも頷けます。

スタンドは知っているけれど波紋は知らない、という方は、ぜひ第2部を手に取って読んでみてはいかがでしょうか。

劇画調が苦手という方も。

第1部より格段に読みやすいですよ!

第4位:第7部「スティール・ボール・ラン」

第4位には第7部の「スティール・ボール・ラン」を入れました。

第8部の所で説明したとおり、世界はプッチ神父のスタンド能力によって一巡し、「一巡後の世界」として存在しています。

単純にパラレルワールドと呼んで良いのか分かりませんが、とりあえずジョースター家とディオとの因縁は一旦切れて、新たな世界で新たな物語が始まります。

一巡する前の世界の人の名前が良く登場しますが、それらは別人でつながりはありません。

ただし、「スタンド使い」というものは相変わらず物語の主軸になっています。

手っ取り早くジョジョが読みたい、でも前後のつながりなどが見えていないのはイヤ、という方には7部を読むことをおススメします。

世界は6部の終わりで一巡し、別の世界になったために、6部以前と7部との間にはつながりがないので。

さて、実際の7部のお話ですが、19世紀のアメリカが舞台の北アメリカ大陸横断レースとなっています。

レースというだけで、ワクワクしてきませんか。

「スティール・ボール・ラン」は、1890年9月25日午前10時に太平洋に面する都市「サンディエゴ」のビーチをスタートして、ゴールを「ニューヨーク」とするものです。

総距離は約6000キロメートル。

全体は9つのステージに分かれていて、それぞれのステージの最後にあるチェックポイントを通過しながら、ゴールへ向かう競技です。

チェックポイントごとの順位と各行為の減点に応じてポイントが入り、スコアの合計で1位を決めます。

主人公は、ジョニィ・ジョースター。

ジョースター姓ですが、前作までのジョースターとは全く係わりがありません。

下半身不随ですがレースに参加し、レースの最中にスタンド能力を発現し、ジャイロの「鉄球の回転」により一瞬脚が動いたことから、再び希望を見出しジャイロに同行します。

ジョニィがどうなっていくのかは、コミックスでお楽しみください。

第3位:第5部「黄金の風」

3位には、ジョルノ・ジョバァーナが主人公の第5部「黄金の風」を入れさせて頂きました。

ギャングの抗争がテーマなので、他の部に比べても相当なダメージを主人公やその仲間たちは喰らっているように思えます。

ギャングとは血なまぐさいものでしょうから、当然と言えば当然なのですが。

回復役が二人もいるのも(ジョルノとブチャラティ)当たり前な気がします。

スタンドは、敵も味方も多彩な感じで、より頭脳戦が色濃くなっていきます。

しっかりと意味を理解して読んでいないと、訳が分からなくなってしまいます……。

そして、荒木先生は頭がいいなあ……、と感じる事になります。

なぜこの5部を3位に入れたかと言えば、キャラクターの魅力度でしょうか。

ジョジョのキャラクターはどれもが魅力的なのですが、この部では常に死と隣り合わせの世界に生きる者たちを描いているため、ひと際キャラが立っているように感じました。

主人公やその仲間たちは当然なのですが、敵にもそれを感じました。

ギャングとして生きることの覚悟、そのすさまじさを見事に描いている作品だなあと思います。

もし、キャラの魅力でジョジョを読んでみたいと言う方がおられましたら、この5部は特におススメです。

第2位:第4部「ダイヤモンドは砕けない」

2位には、第4部「ダイヤモンドは砕けない」を入れさせて頂きました。

舞台はS市にある杜王町という町。

ジョジョリオンのところで書きましたが、二つは全く別の町です。

承太郎がジョセフの隠し子である東方仗助を尋ねてやってくるところから物語が始まり、いつの間にか町に潜む悪いスタンド使いと仗助たちとの戦いになっていきます。

この話が特殊なのは、「杜王町」という一つの町の中で物語が完結すること。(ジョジョリオンもですが)

そしてスタンドを交えた高校生の日常生活の物語も描かれていること。

「イタリア料理を食べに行こう」という話では、トニオ・トラザルディという料理人のスタンドの元に仗助と億泰がイタ飯を食べに行くというだけのものです。(もちろんトニオはスタンド使いなので、ただの食事の話というわけではありませんが)

何より圧巻なのが、ラスボスである吉良吉影の生きる執念。

一度は追い詰めたものの、仗助たちはあと一歩のところで吉良に逃げられ、吉良は「川尻浩作」という別の人間になり替わって逃げ延びます。

第四部を筆者がなぜ選んだのかと言えば、「ジョジョの奇妙な冒険」らしい、得体のしれない「不気味さ」でしょうか。

普通の、ほんとうにありふれた都市の中に殺人者が潜んでいるというその恐怖。

それが、4部からは確かに伝わってくるんです。

各部いろいろと特徴がある中で、4部はあまり派手な方ではありませんが、その得体のしれない気持ち悪さが逆に心地よかったりします。

ホラー映画が好きな方などには4部をおススメしたいです。

ちなみにスピンオフで出ている岸部露伴はこの第4部から登場します。

第1位:第3部「スターダストクルセイダーズ」

1位には、第3部「スターダストクルセイダーズ」を選びました。

これは……何というか、文句なしだと思います。

全てがクールでカッコイイ。

あと、壮大なロードムービーのようなものを見ている気分になります。

内容は、主人公の空条承太郎の母親ホリィを救うために、エジプトにいるDIOを倒す旅に出る、というものになります。

途中、DIOからの刺客であるスタンド使いたちが襲ってきて、承太郎たちはそれに応戦する形となります。

最初は飛行機でエジプトに向かおうとするのですが飛行機は墜落、船で向かおうとすれば船は沈没、と散々な目にあいながら承太郎たちはエジプトに向かいます。

まだまだスタンド能力も登場したてということで、頭脳戦よりも肉弾戦の方が強いイメージの3部ですが、憎たらしい敵には承太郎のオラオララッシュが3ページも使われたりと読者の気持ちを分かっているような描き方がなされています。

そして、ラストのDIO戦は圧巻の一言に尽きます。

「オラオラオラオラ」

「無駄無駄無駄無駄」

このラッシュに加え、DIOと承太郎の時を止めた世界と動き出した世界での駆け引きが繰り広げられます。

見てスカッとしたい!

何でもいいからジョジョを読み始めたい!

面白いジョジョが読みたい!

色々な読みたいがあると思いますが、3部はその要望に十分応えられると思います。

迷ったら、とりあえず3部を選んで読んでみて下さい!

【ジョジョ】どこから面白い?独断と偏見の面白さランキング!まとめ

ジョジョをどこから読んだら面白いか。

独断と偏見でランキング付けして、書き出してみました。

本当は、4部と5部、どちらを2位と3位にするか、最後まで迷ったのですが、最終的にこの順位に落とし込むことにしました。

理由は、第4部の吉良吉影が、筆者がジョジョで一番好きなキャラだったからです。

一番良いのは第1部から順番に読むことなのですが、絵が受け付けないという人も大勢いると思いますので、そんな方はまず間違いない3部辺りから読んでいって、徐々に慣らしていくというのもありだと思います。

読まないで悩んでいるよりも、読みやすいものから手を付けて、どっぷりジョジョに浸ってしまいましょう!

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