北斗の拳のシンの技は何? シンは原作者にとってどんな存在?

こんにちは。ぬん太郎です。

『北斗の拳』では主に、「北斗」と「南斗」という流派があり、それぞれに技が存在しています。
ケンシロウのライバル、シンは、このうちの「南斗」に含まれています。
けれどこのシン、原作では詳細な技が描かれていません。
そのため、シンの技を知らない、という方も結構な数おられるのではないでしょうか。
(ぬん太郎もその中のひとりでした)
北斗の拳のシンの技、どんなものがあるのでしょうか。
気になって、調べてみました。

北斗の拳のシンの技って?

コミックス1巻~2巻にて、シンとケンシロウとの戦いを垣間見ることができます。ただ、技として登場するのは「南斗獄屠拳」(なんとごくとけん)のみとなっています。この時点ではまだシンは「南斗聖拳」の使い手という設定のみでした。(アニメ版では、「南斗飛燕斬」(なんとひえんざん。飛び蹴り系の技)や「南斗飛竜拳」(なんとひりゅうけん。拳の連続攻撃技)が登場しています。)

のちに追加されたのが、「南斗六聖拳」という設定と、「南斗孤鷲拳」(なんとこしゅうけん)という伝承技名で、これによりシンは「南斗六聖拳」のひとり「殉星」のシン、「南斗孤鷲拳」の使い手となりました。
そしてこちらも後付けの設定となってしまいますが、シンは南斗に108ある流派のうち、複数の流派を体得しており、「南斗聖拳のシン」と呼ばれるようになったとのことです。
シンの使う「南斗孤鷲拳」は、貫通をメインにしている奥義で、外部より相手を突き刺し破壊するという南斗聖拳の極意そのものの技となっています。

北斗の拳のシンは原作者にとってどんな位置づけだった?

もともとシンは、『北斗の拳』が打ち切りとなった時のために用意されていたキャラクターでした。そのため、「ケンシロウに七つの傷をつけた男」「ユリアを連れ去った張本人」「北斗神拳と対をなす南斗聖拳の使い手」「関東一帯を支配する極悪非道な組織のボス」といった、重要な設定がいくつも付けられていました。まさしく、シンがラスボスであるかのような設定です。週刊連載の特徴ですね。
けれども連載が長期にわたることになり、シン以上の強敵が現れることになったため、後付けの設定がいくつも生まれ、登場する強敵たちとシンとの物語がいくつも描かれるようになりました。
シンの技に後付けが多いのも、こうした裏事情によるものなのです。

まとめ

北斗の拳のシンの技、そしてシンの裏事情について書いてみました。
シンは北斗の拳で最初に登場する強敵なので、連載が長引くにつれて印象が変わっていくのは致し方ないのかな?と思いました。
でも、初めは本当に極悪非道な悪人に思えたのに、実はそうではなかった、ユリアを守るためにあえて「ユリアを殺した男」の汚名を被ったとまで設定が大幅修正されてしまうと、「何が起きた!!」と突っ込みたくなりますね(苦笑)
魅力的な北斗の拳の世界、皆さんもよろしければ、手に取って読んでみて下さいね。

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