北斗の拳のシンの最後とは? シンとケンシロウとの関係はどうだったの?

こんにちは! ぬん太郎です。

『北斗の拳』のシンは、登場時と最後とで印象がガラリと変わるキャラクターです。最初は悪人そのものといった様子なのですが、シンの中身を知るにつれ、非常に純粋な人物であったということが分かるのです。
今日は、そんなシンの最後についてまとめてみました。

北斗の拳のシンの最後は?

北斗の拳のシンは、ケンシロウとの戦いで、ケンに北斗十字斬(ほくとじゅうじざん)の秘孔を受け、身体から血を噴き出して壁にもたれかかり、座り込みます。そしてケンシロウにユリアと自分とのその後を語り、ユリアはもういない、ケンシロウとは永久に決着が付かない、と涙を流します。
そして自分の死期が近いことを悟ると、「おれはおまえの拳法では死なん!! さらばだケンシロウ」と言い残し、居城から身を投げるのです。

北斗の拳のシンとケンシロウとの関係は?

シンとケンシロウとは、同じ女(ユリア)を愛した間柄であり、核戦争の前から交流のあった北斗と南斗との間で、互いが互いを認め合うライバル同士でした。
けれど、ケンシロウのすぐ上の兄、ジャギがそんな関係をぶち壊します。
ジャギは、ユリアを愛していたシンを、「なぜあきらめる必要がある おまえほどの男がなにを迷うことがある! 奪いとれ 今は悪魔がほほえむ時代なんだ!!」と、そそのかします。シンはその言葉に乗ってしまい、故郷を旅立とうとしていたケンシロウとユリアの前に立ちはだかるのです。
そうして倒したケンシロウの胸に七つの傷を与え、ユリアを奪い去るのでした。

それから一年の時が経ち、シンはKINGという凶悪な組織を作り、暴力と略奪の限りを尽くしていました。シンはサザンクロスという大きな街を作り上げ、そこを根城に活動をしていました。シンの略奪も、サザンクロスを作り上げたのも、すべては愛するユリアのためにです。けれど、ユリアは決してシンになびくことはありませんでした。そればかりか、自分のせいで何人もの罪のない人々が死んでいくのには耐えられない、と、城の頂上から身を投げて命を断ちます。

けれどのちにユリアは生きていたことが発覚。シンは、ユリアをラオウの手から守るために死んだことにして、あえてユリア殺しの汚名を被り、ケンシロウには嘘をついていた、ということが語られます。
ケンシロウは、シンとの再戦ではユリアが生きているという真実を知ることなく、シンの嘘を信じてしまいます。そしてシンにとどめの一撃を放ってしまうのです。
元は互いを認め合うライバル同士であった二人の、哀しき結末が描かれています。

まとめ

以上、北斗の拳のシンの最後、そしてケンシロウとの関係について書いてみました。
シンは南斗六聖拳の殉星を背負う男。殉星とは、愛にすべてをかける星です。その宿命を背負い、ユリアへの愛に散っていきます。
ケンシロウが最後に、シンを埋葬するシーンがあるのですが、そこでケンシロウは、なんでそんなやつに墓を作ってやるんだと不満げなバットに、同じ女を愛した男だから、と答えます。ジャギがシンをそそのかさなければ、そしてシンがそれに応じなければ、こんな結末にはならなかったのかもしれないと思うと、切ないです。
北斗の拳。皆さんも機会があれば、ぜひ読んでみて下さいね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました