【ジョジョ】れいみさんって?岸部露伴との関係は?

杉本鈴美(すぎもと れいみ)とは、『ジョジョの奇妙な冒険』第4部、『ダイヤモンドは砕けない』の登場人物です。

鈴美さんは、杜王町の地図上にはない小道にいる幽霊の少女で、非常にかわいらしい外見をしています。

おそらく、第4部のヒロインは彼女なのでしょう。

そんな鈴美さんはどんな幽霊なのでしょうか。

また、岸部露伴との関係は一体どういったものなのでしょうか。

【ジョジョ】れいみさんって?

杉本鈴美は前述したとおり、幽霊の少女です。

杜王町の地図には載っていない小道にいて、現世にとどまり続けています。

実は彼女は15年前、自宅に侵入した殺人鬼により殺害されました。

ある晩、杉本鈴美が寝室で寝ていると、「ぴちゃり、ぴちゃり」という何かが滴る音で目が覚めます。

何の音だろう?と彼女は思います。「パパ!ママ!」と呼んでも両親の返事はありませんでした。

でも、彼女はそんなに怖くはありませんでした。

なぜなら彼女のそばには大きな番犬「アーノルド」がいたからです。

暗闇でもベッドの下に手をやると、ぺろぺろと彼女の手を撫でて甘えてくる、かわいらしくも勇ましいナイトです。

杉本鈴美は、「アーノルドがいるから安心だわ」と思っていました。

けれども相変わらず「ぴちゃり、ぴちゃり」という音は何十分も続いています。

「どうしてパパとママはあの音に気づかないんだろう?」と疑問を抱いた杉本鈴美は、ついに音の正体を確かめに行くことにしました。

そして、廊下に出てはじめて「ピチャ!ピチャ!」の音の意味が分かった時、少女に恐怖が襲ってきました。

壁のコート掛けに愛犬アーノルドが、首を切られて掛けられて死んでいたのでした。

ピチャ!ピチャ!という音はアーノルドの首から滴る血の音だったのです。

その時、突然ベッドの下から声がしました。

「お嬢ちゃんの手ってすべすべしてカワイイね、クックックーーン!両親もすでに殺しだぞ!」

そしてそのまま、杉本鈴美も殺されてしまいます。

その殺人鬼こそ、吉良吉影。

吉良の最初の殺人ということで、杉本鈴美は手は持ち去られず、ナイフで深く長く背中を切り裂かれ、殺されます。

鈴美はそれ以後幽霊となり、その殺人鬼、吉良吉影の存在を知らせようと現世にとどまり続けているのです。

【ジョジョ】杉本鈴美と岸部露伴との関係は?

杉本鈴美と岸部露伴との関係は、「幼馴染」です。

鈴美は16歳、露伴は4歳。

「あの」事件があった夜、岸部露伴の両親は急用でどうしても家を留守にしなければいけませんでした。

そこで露伴の両親は、近所づきあいで親しかった杉本家に一晩だけ4歳の露伴を預けたのです。

「あの夜」、露伴は杉本家に泊まっていたのでした。

そしてあの事件が起こった時、杉本鈴美は身を挺して露伴を窓から逃がして助けたのです。

警察に保護された露伴は、たった一言だけを繰り返して泣いていました。

「鈴美おねえちゃんが窓から逃がしてくれた」と。

【ジョジョ】れいみさんって?:まとめ

杉本鈴美の過去および、露伴との関係について書いてみました。

鈴美は哀しくも強く、正義感にあふれた美しい幽霊です。

そして、杉本鈴美と出会うことで物語は大きく動き出します。

「弓と矢」の話から、「吉良吉影」との戦いの物語へと。

あと、普段は人のことなど何とも思わない我儘な岸部露伴が、この時ばかりは思いつめた表情をします。

自分の過去を知り、自分の命の恩人を知ったことで、露伴にも何か思う所があるように思われます。

現に、4部最後の鈴美とのお別れのシーンでは、ジャンプ本誌で(コミックでは修正されていましたが)岸部露伴が鈴美を見送る所で涙らしきものを流している描写がありました。

杉本鈴美という女性は、それぞれのキャラの心に深く入り込む素晴らしい存在だったと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました