薬屋のひとりごとは、中世中国風の架空の国『茘(リー)』を舞台にした、後宮で起こる様々な事件を主人公の猫猫(マオマオ)が解決していくという物語です。
後宮には四貴妃と呼ばれる上級妃がおり、阿多(アードゥオ)妃も物語序盤はその四貴妃のうちの一人です。
さて、この阿多妃は、一体どんな人物なのでしょうか。
そして物語のもう一人の主人公である壬氏(ジンシ)とは、どういった関係なのでしょうか。
調べてみました。
薬屋のひとりごとの阿多妃ってどんな人物?
まず、阿多妃のプロフィールをまとめてみました。
阿多妃のプロフィール
- 位:淑妃
- 住まい:柘榴宮
- 年齢:35歳
- 五行の色:黒(五行とは万物が土(黄)を中心として木(青)、火(赤)、水(黒)、金(白)の五元素より成るとする思想)
次に、阿多妃の概略についてまとめてみました。
阿多妃の概略は?
阿多妃は現皇帝の乳兄弟にして幼馴染です。
中世的な顔立ちをした美人で、男装姿が恐ろしく良く似合うであろうお方です。
現皇帝が東宮時代に最初の妃となり、本編が開始となるまでの10年間は東宮の唯一の妃でした。
東宮妃時代に男子を一人出産していますが、この時運悪く出産が先帝の次男の出産と重なってしまい、阿多妃を診ていた医官(猫猫の養父)が先帝の妃(皇太后)の出産に立ち会うことになってしまいます。
医者不足の中での危険な出産で、阿多妃は子宮を失い、二度と子供の産めない体となります。(この時、猫猫の養父が肉刑を受け、後宮を追放されています)
さらに不幸は続くもので、阿多妃の子供は一歳になった時に突然亡くなってしまいます。
それでも10年、現皇帝と連れ添っていましたが、やはり子供の産めない体で上級妃の地位に居続けるのは無理があったらしく、阿多妃を慕う大勢の見送りを受けながら後宮を去ります。
去ったのですが、その後離宮へ移り、現皇帝の相談役として幾度も再登場しています。
これからまだまだ、活躍が期待されそうです。
阿多妃の容姿や性格は?
容姿は中性的な雰囲気を持つ美女で、黒髪の直毛、身長も高いです。
少女時代も少年のような服装をして駆けまわっていたという、子供の頃から男勝りで快活な性格の持ち主です。
帝相手に物怖じせず、清濁併せ持つ度量もあります。
知性と精神の両面に秀で、作中でも最も優れたバランスを持った人格者のように思われます。
薬屋のひとりごとの阿多妃と壬氏の関係は?【ネタバレ】
結論から申し上げると、壬氏(華瑞月)は現皇帝と阿多妃の間に生まれた、死んだとされている息子です。
つまり、東宮。
第一皇位継承権を持つ人物なわけです。(立場が公になればですが)
このことを知っているのは、現皇帝と皇太后、阿多妃のみ。
では、壬氏の代わりに亡くなったのは誰かというと、皇太后の息子になります。
生まれた時に壬氏と皇太后の息子は入れ替えられ、そのまま壬氏は皇太后の息子として、そして皇太后の息子は阿多妃の息子として育てられます。
そのため、壬氏の実の母親は阿多妃なのですが、立場上は皇帝の弟、ということになっているのです。
なぜ、こんなことが起きたのか。
皇太后は、女性として未熟なうちに自身を孕ませた先帝をひどく憎んでいたという描写が作中にあります。
成人女性に対して先帝が恐怖症を持っていると知り、自分の初体験の報復として、女性として大人の体になった皇太后は先帝に逆レイプを仕掛けます。
その結果、皇弟が誕生することになるのですが、その皇弟に対して皇太后は慈しみ育てるという気が湧かなかったのではないでしょうか。
だから、同時期に生まれた阿多妃の子と自分の子供とを取り換えたと思われます。
薬屋のひとりごとの阿多妃:まとめ
阿多妃がどんな人物なのかと、壬氏との関係についてまとめてみました。
貴妃であった時から人望が厚く、離宮に移ってからも色々な人物を匿ったりと忙しい阿多妃。
作者さん的に動かしやすいキャラなのかな?と思いました。
これからますます、活躍していきそうです。
コメント