薬屋のひとりごとのキスシーンって?猫猫と壬氏の関係は発展したの?

薬屋のひとりごと

『薬屋のひとりごと』とは、「小説家になろう」に連載していた日向夏さんの「薬屋のひとりごと」が、さまざまなメディアに展開した一連の作品群のことを言います。

このブログで取り上げているのは、その中のコミックス版「薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~」になりますので、ご注意ください。

現在、一番お話が進行しているのは小説版、糖度が高いのも小説版になります。

また、ネタバレなども含まれますので、お嫌な方はどうぞブラウザバックをよろしくお願いします。

薬屋のひとりごとのキスシーンはどんなものなのか。調べてみました。

薬屋のひとりごとのキスシーンって?【ネタバレあり】

結論から言いますと、「薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~」の中では、キスシーンと呼べるものはまだ存在しません。

強引にキスシーンというならば、猫猫(マオマオ)が壬氏(ジンシ)に人工呼吸をされるシーンが13巻にありますので、そのシーンのことを指すかと思われます。

どうしてそのようなことになったのか。

玉葉(ギョクヨウ)妃のもとから壬氏に一時返却された猫猫は、「北の避暑地に狩りに行く」という壬氏に付いていくことになります。(その際壬氏は覆面をし、「香泉(コウセン)」という偽名を使うことになります)

北の避暑地についた猫猫ですが、そのまま狩りが終わるまで山荘にて壬氏たちが戻ってくるのを待つことになります。

暇をもてあましていた猫猫は、同じく暇をもてあましている従者たちの中に李白(リハク)の姿を見つけて声をかけます。

李白は丁度犬の面倒を見ているところでした。

犬は賢い猟犬でしたが、今回の狩りには犬ではなく鷹が使われていたため、留守番をさせられていたのです。

しばらく猫猫と李白は犬とじゃれあっているのですが、そこへ壬氏たちが帰ってきて、山荘で宴が始まります。

宴の間、猫猫は高順(ガオシュン)の、馬閃(バセン)は壬氏の付き人になります。

そうして、猫猫は遠目で壬氏の様子を伺っていたのですが、食事を前にしての覆面姿、隣にいる狩りの主催者である子昌(シショウ)に話しかけられても反応しない様子、手指の震えなどに違和感を感じます。

そうしてついに立ち上がり、一人外に出ていく壬氏を見て、高順は猫猫に「香泉(壬氏)さまに付いてください」と命じます。

猫猫は急いで壬氏の後を追いかけます。

壬氏に追いついた猫猫は、顔色が悪いにもかかわらず覆面を取ろうとしない壬氏にあきれ、いっそ人目のつかないところにと壬氏に肩を貸して滝のそばへとやってきます。

滝のそばの木に壬氏をもたせ掛けると、猫猫は壬氏の介抱をします。

壬氏はそんな猫猫を見ていましたが、突然猫猫の手を取ると、「お前に話したいことがある」と言います。

猫猫がはぁ?という顔つきで、「今じゃないとダメですか」と言ったにも関わらず、壬氏は続けて「ずっといつか言わねばと思っていた」と言います。

その時、二人の足元に『パッ』という音とともに何かが着弾します。

瞬間、壬氏は猫猫を抱き寄せると身を伏せます。

するともたれ掛かっていた木に二発目が着弾。

壬氏は「飛発(てっぽう)か!?」というと、猫猫を連れて滝の元までやってきます。

そうして、「悪い、少し驚かせる」というと、数十メートルはありそうな滝へと飛び込みます。

そうして冒頭の人工呼吸(あるいはキスシーン)へとつながるのです。

薬屋のひとりごとの猫猫と壬氏の関係は発展したの?【ネタバレあり】

これは皆さま大方の予想は付いていると思いますが。

何も発展していないんですよね。

ただ、この滝のシーンの後で、猫猫は壬氏の重大な秘密を知ってしまうのです。

壬氏は後宮へ出入りすることのできる男性、つまり宦官だと猫猫はずっと思っていました。

滝の裏の洞窟から脱出しようとした二人は、壬氏が猫猫を肩車して天井に空いた穴に手を伸ばしたのですが、バランスを崩して猫猫は壬氏の上に乗ってしまう形に。

そこで、猫猫が手を突いたのが壬氏の股間でした。

本来宦官ならばそこに何もないはずなのに、実に生々しい感触が!

壬氏は「ある意味説明する手間が省けた」と言いますが、猫猫はそれどころではありません。

貴人の秘密なんて、余計なことを知らない方が身のためと考える猫猫は、とっさに自分の手のひらの下の感触のことをこう言ってごまかします。

「申し訳ございません、蛙を潰してしまったかもしれません」と。

猫猫、もう少し言い方というものが……。

ですが、壬氏も黙ってはいません。

「蛙はもっと小さいだろう」と食い下がります。

ここで猫猫、「この時期そこそこ大きい蛙などたくさんいます」ととどめの一撃。

「そこそこ……」と壬氏が呆然とつぶやく中、猫猫は「ええ、そこそこです。そこそこの蛙です。でなきゃそこそこのなんだというんです」と自分の手を拭きながら答える始末。

猫猫は自分の保身を第一に、知らぬ存ぜぬで通そうとするのですが、壬氏も若いので、止まりません。

ついに猫猫を押し倒してしまいます。

「確かめてみるか?」こう言って。

絶対絶命?の猫猫は、(しまった、挑発が過ぎたか)と焦りますが、そこにあの賢い猟犬と李白が通りかかり、事なきを得ます。

薬屋のひとりごとのキスシーンって?:まとめ

以上、コミックス版「薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~」のキスシーン?と呼べるものでした。

人工呼吸がキスシーンというのはなかなか苦しい気もしますが……。

猫猫と壬氏、二人の関係がなかなか進展しないのは、壬氏にその自覚があり、猫猫には自覚がない、という所でしょうか。

猫猫は最初の方で「他人からの善意にも悪意にも鈍感になった」と自分のことを語っていますが、壬氏からの分かりやすいアピールも、ただの「貴人の戯れ」としか取っていないふしがあります。

ですから今の状態で壬氏が猫猫にキスしたとしても、「貴人の戯れ」で片づけてしまう気がします。

とにかく猫猫に自覚を持ってもらわないことには、なかなかこの関係性は崩せないのかなと感じました。

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