北斗の拳のユダの最後は?どんな生きざまだったの?

『北斗の拳』に登場するユダは、あまり良いイメージのないキャラです。

嫌いだという人も結構おられるのではないでしょうか。

原因は何なのか考えると、やっぱりユダの宿星「妖星」にあるのかなと。

「妖星」はまたの名を裏切りの星。(ユダに言わせれば、「天をも動かす美と智略の星」らしいですが)

北斗の拳髄一の人気キャラ、レイを相当翻弄したことがユダの印象を悪くしている気がします。

あとは、その性癖。

ユダは結構なナルシストキャラで、「気持ち悪い」という意見も飛び出してきそうです。

そんなユダ様ですが、最後はどのような終わりを迎えるのでしょう。

チェックしてみました。

北斗の拳のユダの最後は?

ユダは、殺しても余りあるほどに南斗水鳥拳のレイを憎んでいます。

そのため、レイを自らの居城に誘い込みますが、それはユダの罠でした。

レイの命があとわずか1日しか残されていないのを見越して、副官のダガールにケンシロウとレイの相手をさせ、自分は出ていかずにこっそりと副官とケンシロウたちとの戦いを見守っていたのです。

その際、副官のダガールにも「自分はブルータウンへ行く」と嘘の連絡をしています。

敵どころか、味方まで欺くユダ。

結果、レイはユダに騙されたという絶望感のあまり戦えず、ケンシロウがダガールと対戦。

ケンシロウはユダがどこにいるのかを知るためにダガールを追い込みます。

あまりの激痛に口を割るダガール。

「ユダはブルータウンに行った」と。

そしてケンシロウとレイはブルータウンに向かうのですが、レイは痛みのあまり途中で気を失ってしまい、やむなくケンシロウはレイを抱えてマミヤの村に戻ります。

そのころ、ユダは副官ダガールの前に姿を現します。「ブルータウンに行ったのでは?」と驚くダガールに、「お前が口を割るのは分かっていた。本当のことをお前に話すほど私は愚かではない」と返すユダ。

しかも、ダガールのおかげで北斗神拳を見切ることが出来たと、ぬけぬけと言い放ちます。

利用されたと知ったダガールは激高してユダに襲い掛かりますが、南斗紅鶴拳を食らって返り討ちにされてしまいます。

そしてユダは、そのままマミヤの村に向かいます。

ユダはマミヤを人質に、レイをおびき寄せようとしますが、秘孔・心霊台をトキに突かれ、わずかな生を得たたレイの白髪を見て嘲笑います。

そうしてレイと対決するも、以前よりキレを増した南斗水鳥拳の前に苦戦を強いられます。

そこでユダが取った智略が、マミヤの村のダムを破壊してダムの水を村に流し込み、南斗水鳥拳の足技を封じることでした。

この作戦は見事にはまり、レイはユダの攻撃に成すすべもなくなってしまいます。

レイを切り裂きながら、一歩一歩レイに近づいていくユダ。

とどめの一撃をユダが放とうとした時、一瞬のスキがユダに生まれます。

レイはそのスキを見逃さず、最後の力を振り絞って究極奥義「飛翔白麗」をユダに叩き込み、決定的なダメージを与えます。

この時ユダは、飛翔白麗のあまりの美しさに見とれ、何もできないままこの技を食らってしまい、瀕死の重傷を負ってしまいます。

その後ユダは、「自分が心から美しいと認めてしまったものの前でおれは無力になる」と言い残し、レイの胸の中で息絶えるのです。

北斗の拳のユダの生きざまはどうだったの?

ユダの生きざまは、あまり褒められたものではなさそうです。

ユダが一番大事なのは自分自身(その美しさと強さ)。

そのためなら、同胞を売ろうが敵に媚びを売ろうが構わない、といった姿勢。

北斗も南斗も、ユダにとっては自分の美と強さを磨くための道具にしか過ぎないのです。

美の合わせ鏡として美しい女たちをさらってはハーレムを作り、少しでも傷が付けば部下に下げ渡す。

外道です。

さらに印象が悪いのは、作中に登場する主要な登場人物の人生に悪い影響を与えてしまうところ。

レイに関して言えば、修業時代にレイの南斗水鳥拳に見とれてしまったことを自分が認められず、それゆえレイのことを憎むようになります。

レイを陥れてマミヤを人質に取り、自分に有利な状況でレイを殺そうとしました。

最後は返り討ちに会いましたが。

また、サウザーと手を組み、そのまま南斗六聖拳を崩壊させます。

その目的が達成されればサウザーと反目し、今度は北斗神拳のラオウの元へ、自らの部下も合わせて拳王軍に加わるという見事な裏切りっぷり。

ここまで堕ちれば、もう人としてどうかと……。

まともな死に方はできないでしょうね。(できなかったけど)

北斗の拳のユダの最後は?:まとめ

北斗の拳のユダの最後についてまとめてみました。

どちらかといえばユダは、レイがその人生に終止符を打つため「だけ」に作られたキャラという気がします。

丁度いい具合にレイと因縁がありますし、マミヤとも関わりがありますし、外道キャラですし。

なまじ同情をかけなくても良いくらい、レイが思い切り戦える相手を武論尊、原哲夫両先生が用意したキャラクターなんだと思います。

レイのために生まれ、レイのために散っていったキャラ。

それでも、結果的には自己主張がこんなに激しいキャラになったというわけですね。
生み出されたいきさつがどうあれ、今ではユダも、北斗の拳を語るうえで欠かせないキャラの一人であると私は思います。

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