北斗の拳のジュウザの名言は?どんな人物なの?

『北斗の拳』に登場するのは、南斗六聖拳だけではありません。

六聖拳最後の一人、『南斗最後の将』に仕える男たちがいます。

山のフドウ、海のリハク、風のヒューイ、炎のシュレン、そして雲のジュウザ。

南斗五車星と呼ばれる者たちです。

この記事はそのうちの雲のジュウザの名言と、どんな人物だったかについて紹介しています。

北斗の拳のジュウザの名言は?

北斗の拳の雲のジュウザの名言は、以下の通りです。

「ほう わかってるじゃねえか だがひとつ忘れているぜ! まれにみる美男子ってことをな!!」

→ジュウザ登場シーン。ジュウザが通り過ぎた後は女はおろか草一本残っていないという……。根こそぎ奪っちゃうんですね、ジュウザさん。そしてそれを自分で言っちゃうんですね、ジュウザさん。

「やなこった おれはだれにも縛られねえ だれの命令もきかねぇ!! おれは喰いたいときに喰いのみたいときにのむ!!」

「ふ~~~ 喰った!! おれは あの雲のように自由きままに生きる」

→山のフドウからの頼みを断り、自分の意志をつらぬくジュウザ。ジュウザらしいセリフです。

「何を今さら他人のために命を賭けなきゃならん!! あ~~!!」

→山のフドウの部下をあしらい、無頼漢のようにふるまうジュウザ。

「ぬっ!! 忘れい!! そのことを忘れねばうぬらをこの場で叩き殺す!!」

→痛いところを山のフドウの部下に突かれたジュウザ。怒りが言葉となって飛び出します。

「なにをヘラヘラ笑ってやがるクソヤロウ やるなら来い まとめて墓場にほうりこんでやるぜ!!」

→ジュウザの虫の居所が悪かったところに現れた巨漢たち。運が悪かったです……。

「我が拳は我流 我流は無型!! 無型ゆえにだれにも読めぬ!!」

→襲い掛かってきた巨漢の右ストレートを軽々とかわし、その拳を破壊するジュウザ。ジュウザの我流の拳は、恐ろしいほどのパワーを秘めています。

「あんただったのか… よかろう この雲のジュウザの命 あんたにくれてやる!!」

→南斗最後の将に会ったジュウザ。その正体を知り、将のために命を賭ける決意をします。

「久しぶりだなラオウ」

「雲ゆえのきまぐれよ」

→ラオウに相まみえるジュウザ。ラオウから、この世に己の心を捨て去ったきさまがなぜここにいる、と問われた際のセリフ。ジュウザの心を動かしたのは、南斗最後の将ですね。

「ならば試してみるがいい!! わが拳に一点の曇りがあるかどうかをなぁ!!」

→ラオウにきさまの腑抜けた拳ではおれは倒せんと言われ、ジュウザは初撃をラオウに叩き込む。拳の威力に驚くラオウ。

「さすがにラオウ わが拳の威を認めたか!! わが将のためにこの場に拳王!! おまえを葬ろう!!」

→南斗最後の将のために、ジュウザは体を張ってラオウを打ち倒すことを宣言。

「おれはなん日 やつを止めればいい」

「そうか… 二日…」

「やはりこの命捨てねばなるまい…」

→ラオウに一杯食わせる形で黒王号(ラオウの馬)を奪い、戦線を離脱するときにつぶやいたジュウザのセリフ。ジュウザの脇腹からは血が滴り、ラオウの拳のすさまじさを物語っています。

「ただでは捨てぬ おれは寂しがり屋でな…… きさまを道連れにして行く!!」

→ラオウの命を捨てに戻ったか、のセリフに対するジュウザの返答。重々しい2度目の対峙の雰囲気ながら、その軽口は健在です。

「もとより秘拳なくしてきさまをとめることはできぬ 我の拳の神髄その目に焼きつけておくがいい!!」

→ラオウとジュウザ、二人の戦いが始まる。止められるものなら止めてみろというラオウにジュウザが言ったセリフ。

「我の拳の神髄は 背水!! 防具があってはそこに油断甘えが生ずる!! ラオウよ… 生か死か どちらかしかない背水の拳の威はきさまが一番知っていよう!!」

→ラオウとの戦いにあたり防具をすべて打ち壊して無防備になったジュウザ。それにはこんな決死の覚悟が。かっこいいです……。

「さすがだな ラオウ 最後の種あかしもきさまには一瞬にして見破られてしまったようだな!! この肩をついて致命の一撃をかわすとは……」

→最初の一撃で、ジュウザはラオウの腹に一撃を入れる。けれどラオウがジュウザの肩に秘孔を突いて、拳の威力を逃していたためラオウへの一撃は致命傷とはならなかった。逆にジュウザはラオウの秘孔により両手を破壊され、ピンチに陥る。

「さあ うってこいラオウ!!」

→両手を破壊され、攻撃手段を奪われたジュウザはラオウに向けて両腕を広げ、無防備な姿をラオウにさらけだす。

「めいどのみやげに腕一本もらっていくぞ!! さらば将~~~!!」

→無防備と見せかけてラオウの油断を誘ったジュウザは、その命と引き換えにラオウの右腕を全身で抱え込み、破壊しようとする。ジュウザ、血まみれです。

「だ…だれがいうかーーーっ!! 知れば疾風となって将の下へ走る 天を握ったきさまが最後に望むものがわが将!!」

→ラオウの南斗六星最後の将とは何者という問いに対するジュウザの答え。ジュウザさん、多分半分以上答え言っちゃってます……。

「け…拳王の… ク・ソ・バ・カ・ヤ・ロ・ウ」

「おれは雲! おれはおれの意志で動く ざまあみたかラオウ!! おれは最期の最期まで雲のジュウザ!!」

→ジュウザ最後のセリフ。

北斗の拳のジュウザの名言と人物についての考察

ジュウザは常に余裕を失わないような、人を食ったようなセリフが多いです。

それには、ジュウザの過去が関係しているようです。

ジュウザには幼いころから大切にしてきた、大好きな女の子がいました。

いずれはその子と一緒になりたい、そう思う一心で拳の修行にも励みます。

ところが、大きくなって美しく成長したその子と結婚したいと言ったジュウザは、衝撃の事実を知らされます。

その子は母違いの妹であると。

そのことを知ったジュウザは、この世に未練がなくなり、退廃的な生活を送るようになります。

自分の利になることにしか動かず、そのくせ根が優しいせいで悪党まがいのことをやろうとしても悪党になり切れず、どこか憎めない、そんなジュウザ。

例えば盗賊たちが奪おうとしていた女や食料を、盗賊を倒して根こそぎ横取りするも、女たちが子供がいるので元の村へ帰してほしいというと帰してやってしまう、そういうキャラクターです。

そんな腑抜けた毎日を送っていたジュウザでしたが、南斗六星拳最後の将の素顔を見ると、その顔つきが変わり、覚悟が出来た男の顔になります。

最後の将の正体は、ユリア。

ケンシロウの婚約者で、ジュウザが昔から、心から愛している女性でした。

ラオウとの最後の戦いで、ラオウは最後の将の正体を吐かせようとジュウザに秘孔・解啞門天聴(かいあもんてんちょう)を突き、ジュウザの意志とは関係なく口を割らせようとしますが、ジュウザは最後まで屈することなく、それどころかラオウに悪態をついて(「け…拳王の… ク・ソ・バ・カ・ヤ・ロ・ウ」)息絶えます。

本当に見事な死に際だったと思います。

北斗の拳のジュウザの名言:まとめ

北斗の拳のジュウザの名言についてまとめてみました。

ジュウザの名言は、本当に人を食ったようなものが多く、書いていてなかなか楽しかったです。

なお、ジュウザ自身はコミックスの13巻~14巻に登場と、登場巻数は比較的短いのですがインパクトは絶大です。

他の南斗五車星に比べると、雲のジュウザや山のフドウは破格の扱いをされている気がします。

そういう意味では、第二部まで生き延びるリハクもそうですが。

命のすべてを最後の将ユリアのために、ユリアのもとにケンシロウを向かわせるため、ラオウを止めるために使ったジュウザ。

北斗の拳は、カッコイイ生きざまの男が多いなあと改めて思いました。

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