元斗皇拳のファルコは、強いのか弱いのか意見が分かれるキャラです。
それでも、ファルコは最後のシーンでは誇り高く死んでいきます。
一体ファルコは強いのか、それとも弱いのか。
調べてみました。
元斗皇拳のファルコって弱いの?
北斗の拳のファルコは、強いのでしょうか?それとも弱いのでしょうか?
弱いと感じてしまうのは、やはり修羅の国で出会う最初の修羅にボコボコにされてしまうからだと思います。
では、ケンシロウとの戦いはどうだったのか。
一見、互角の戦いであったケンシロウとファルコ。
まずまずの戦いぶりだったと思います。
ただし、ケンシロウとの戦いの場合は、まずケンシロウが本気を出していたかどうかにもよると思います。
どういうことなのか。
ケンシロウは、ファルコとの戦いで無想転生を使っていません。
それどころか、ファルコが義足であることを知り、自らの足に秘孔 上血海(じょうけつかい)を突いて、ファルコと自分との差を埋めようとします。
そして、ケンシロウの拳にはファルコにとどめを刺すほどの威力がありません。
戦いに迷いがあり、それゆえに拳に威力が籠らなかったのだと思われます。
一方ファルコは、天帝にすべてをささげている男。
この戦いが例え不本意であったとしても、負けられないものであることには変わりありません。
全力でケンシロウに挑んでいたはずです。
では、ファルコは弱いのか。
一概にそうとは言い切れないのが、足を失っていなかったころのファルコのセリフです。
ラオウがファルコの村を責めた時、ファルコは「ラオウを倒すことは可能」と言っています。
これをラオウが否定しなかった所を見ると、本当に「可能」だったのだろうと思います。
けれどもファルコはこうも言っています。「戦えばこのファルコも死ぬ」と。
この言葉は、相打ちであるならばラオウを倒すこともできたと捉えられます。
ファルコの強さとは、そのくらいのものです。
仮にも北斗神拳を凌駕するとまでいわれた元斗皇拳の伝承者。
弱いはずがありません。
義足でなければ、ケンシロウに無想転生を使わせるほどの相手。
修羅の国では、最初の修羅を圧倒し、あんなにぶざまな姿を見せるはずはなかった。
それが、ファルコなのだと思います。
元斗皇拳のファルコを苦しめた名もなき修羅って何者?
名もなき修羅は、修羅の国で名を許されていない修羅の一人です。
一応、その技名である秘法拳・修羅忍道破魔砂蜘蛛(しゅらにんどうはますなぐも)から、北斗の拳のサイトなどでは通称、砂蜘蛛修羅と呼ばれていることが多いようです。
ですが、正式な名前は分からず、生い立ちやその使用する拳法の流派についてもはっきりとはしていません。
ファルコと名もなき修羅との戦い
名もなき修羅は、修羅の国に上陸したファルコを襲撃し、その際にケンシロウと戦った時の傷が癒えていなかったこと、ファルコの義足が外れるなどの幸運にも恵まれ、ファルコに致命傷を負わせます。
ケンシロウが到着した時、ファルコは虫の息でしたが、ケンシロウに刹活孔を突いてもらったファルコは名もなき修羅との対戦を望み、再び二人は戦うことになります。
名もなき修羅は得意としている棍を刻まれてしまったために秘法拳・修羅忍道破魔砂蜘蛛を使い、地中へ。
けれどファルコが地表を凍結したため居場所が判明。
そのまま砂地を熱砂に変えられたことで空中へと逃れます。
そして上空から毒蜘蛛手刀滅把妖牙(どくぐもしゅとうめっぱようが)を繰り出してファルコの手のひらを貫きますが、元斗皇拳秘奥義・黄光刹斬(おうこうせつざん)を受け、胸部から体を輪切りにされ、絶命します。
死の間際に、この先には自分より強い名を許された修羅たちが待っていると告げて。
元斗皇拳のファルコって弱いの?:まとめ
元斗皇拳のファルコが強いのか、弱いのかについての検証と、名もなき修羅について紹介してみました。
ファルコはぶっちゃけ、優柔不断なキャラであったと思います。
後の災いであるとラオウに言われたジャコウを殺さず、ジャコウによって帝都が支配されてからも、不本意ながらジャコウについていく。
それがファルコの優しさであると言われれば、それまでですが。
強さはあったはずなのに、それを生かしてもらえなかった不遇なキャラでもあるなあと感じます。
とにかく、最後に元斗皇拳の血が絶えなかっただけ、良かったなとは思います。
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