『北斗の拳』のファルコは、コミックス17巻から19巻にかけて登場するキャラクターです。
伝承技は元斗皇拳で、金色(こんじき)の狼ファルコとも呼ばれています。
ファルコの原作での扱いは不遇で、帝都を支配するジャコウによって天帝を人質に取られ、ジャコウの手足となって自分の望まない殺戮を続けています。
右足は義足ですが、それを微塵も感じさせない鋭い拳の持ち主です。
そんなファルコの最後とは一体どのようなものだったのか。
そして、ファルコのモデルになった人物は一体誰だったのか。
チェックしてみました!
北斗の拳のファルコの最後は?
ファルコは、帝都崩壊後、リンがジャコウの息子ジャスクによって修羅の国に連れ去らわれたのを知ると、リンとジャスクをたった一人で追いかけます。
修羅の国に着くと、名もなき「修羅」がファルコを襲います。
そしてその戦いの最中に義足が取れてしまい、修羅に敗北してしまいます。
そこへケンシロウが到着。
ファルコはケンシロウに、以前トキがラオウ戦の際に自身に突いたことのあった秘孔、刹活孔(せっかつこう)を突いてもらいます。
刹活孔は、命を削って一時的な力を得る技。
瀕死のファルコでは、もし戦いに勝ったとしても残るものは死のみ。
それでも刹活孔を突いてもらったファルコは、修羅に対峙します。
激闘の末に修羅を倒したファルコは、元斗皇拳伝承者の誇りを守りました。
そして、夕日を見ながらケンシロウに支えられ、ついに最期の時を迎えようとしていたファルコ。
心は、自分で元斗皇拳の血が絶えてしまうという悔しさでいっぱいでした。
そんな時、ファルコのもとへ元斗の伝書バトがやってきます。
伝書バトがもたらした知らせには、ファルコの恋人、ミュウがファルコの子供を授かったということが書いてありました。
元斗皇拳の血が絶えぬことにファルコは心の底から安堵しながら、ケンシロウの腕の中で永遠の眠りにつくのです。
北斗の拳のファルコのモデルとなった人物は?
ファルコのモデルは、ロッキー4に登場するドラゴ。ドルフ・ラングレンが演じています。
髪型や顔立ちといったビジュアルが非常にファルコの特徴に似ています。
そして、ドルフ・ラングレン演じるドラゴは、殺戮マシーンのような役どころです。
ドラゴは、対戦相手であるアポロを時には挑発までして、いたぶるように徹底的に打ち負かし、最後には殺してしまいます。
なんとなく、初登場時のファルコを彷彿とさせる印象です。
ファルコも登場時は殺戮マシーンと化していました。
マミヤの村の長老を葬ったことが良い例です。
その後、なぜか軌道修正され、きちんと心を持った人物として、その苦悩が描かれていますが。
これはもう、武論尊先生と原哲夫先生のさじ加減一つですね……。
(行き当たりばったりとも、言うかもしれません)
北斗の拳のファルコの最後:まとめ
北斗の拳のファルコの最後と、そのモデルとなった人物について書いてみました。
ファルコの最後は、結構な名シーンだと思います。
生まれてくる子が男の子なのか、女の子なのか。
それだけが読者的には心残りといえば心残りですが。
たとえ女の子でも、その子は元斗煌拳を継いで行くんだろうなあと思いました。
誰が元斗煌拳を教えるんだ等、色々ツッコミどころはあるのですが。
女の子の継承者、見てみたいですね!
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