北斗の拳のトキの名言は?どんな人物なの?

『北斗の拳』のトキは、ケンシロウの兄であり、ラオウの実弟でもあります。

トキは、核の炎に包まれた世界で、ケンシロウとユリアを死の灰から守るため、自らを犠牲にして定員一杯になった核シェルターのドアを外から閉じます。

おかげでケンシロウとユリアは救われますが、死の灰を被ったトキは余命いくばくもない体となってしまうのです。

そんなトキの名言、深いものがあります。

北斗の拳のトキの名言はどんなもの?

北斗の拳のトキの名言は、以下の通りです。

「ケンシロウ おれはこの先人の命を助ける人間として生きる… もうすぐおれは死ぬ… それまでになん人の命を助けることができるか それが おれの生きていたという証だ!!」

→死の灰を浴び、残り僅かの生となったトキがケンシロウに語ったセリフ。

こんなセリフなのに悲壮感が感じられないのが、トキのすごいところだと思います。

 

「北斗有情拳(ほくとうじょうけん)!! せめて痛みを知らずに安らかに死ぬがよい……」

→自分を殺しにかかってきたカサンドラの牢屋番たちを返り討ちにした際のトキの拳。

断末魔の叫びが「いい気持ちだ~~」なので、打たれたらよっぽど気持ちのいい拳なんでしょうね。

嫌だけど。

 

「拳王の前に人はなく 拳王の後にも人はない! 人間はおのれひとり! それが世紀末覇者拳王の狂気の野望!!」

→カサンドラの歴史をケンシロウに語りながら、拳王の野望についても触れるトキ。

拳王の野望を止められるのは誰なのか……。

 

「輔星(ほせい)… 北斗七星の横によりそうように光る星… またの名を死兆星 あの星がみえる者には その年のうちに死が訪れるというが… あの星をこうしてみつめる時がこようとは……」

→夜空に浮かぶ北斗七星、その横に光る死兆星を見ながら言うトキのセリフ。

この描写はその後に続くマミヤやレイの運命の符丁になっています。

 

「フフ… 愛するがゆえに 見守る愛もある…」

→ユリアとラオウと自分の過去を、マミヤに語るトキのセリフ。優しい目をしています……。

 

「激流を制するのは静水…… 激流に対し激流でたち向かってものみこまれ砕かれるだけだ!!」

→ケンシロウとレイが向かった村へと急ぐマミヤとトキ。

ケンシロウはまだラオウと戦う時ではないとトキは言います。

 

「ケンシロウ… 命は投げすてるものではない!!」

→ケンシロウとラオウの激闘に立ちふさがったトキ。

 

「ケンシロウ レイはやがてくるおのれの死すら忘れ おまえの身を案じている レイはおまえにすべての夢を託しているのだ 男の心を無駄にしてはならぬ! おまえは生きてこの時代をみとどけねばならぬのだ!!」

→ケンシロウを案じるレイの心を汲んで、ケンシロウを諭すトキ兄さん。

 

「今のおまえには残り1%の勝機もない」

→たとえ99%勝ち目がなくとも、1%勝機があるなら戦うのが北斗神拳伝承者の宿命、と言うケンシロウに非情に告げるトキのセリフ。

現実主義者ですね。

 

「北斗神拳の戦いに 二対一の戦いはない たとえ相手を倒したとしても それは勝利ではない おまえは北斗神拳の正統の伝承者であることを忘れてはならぬ」

→ケンシロウに秘孔縛を突き、体の自由を奪ってからラオウと自分の戦いを良く見ておくがいいと言うトキ。

トキは自分の死によってケンシロウに何かを伝えようとしていた……。

 

「みているのだケンシロウ わたしの死を糧(かて)とするがよい この世でラオウを倒せるのはおまえしかおらんのだ!!」

→トキの身を案じて声をかけるケンシロウに、トキが心の中でケンシロウに返したセリフ。

トキは自分の運命を予感し、死ぬ覚悟をしています。

 

「ケ…ケンシロウの肉体と魂は わたしの想像をはるかにこえている!!」

→トキの秘孔縛を打ち破ったケンシロウに驚愕したトキが言ったセリフ。

トキ兄さん、驚いています!

 

「ラオウ…… 今は去れ!! 相打ちはおまえも望まぬだろう!!」

→ケンシロウとの戦いに勝負がつかず、満身創痍となったラオウにトキが掛けたセリフ。

トキがいなければケンシロウとラオウは決着が着くまで殴りあっていたと思います。

 

「部下は去り 残されたものはあの馬のみ やつも また孤独……」

→去ってゆくラオウの後ろ姿にトキが掛けたセリフ。

 

「選ぶがよい だれにも強制はできぬ 決めるのはおまえしかおらぬのだ!!」

→苦痛に満ちたわずかな生を選ぶか、それとも死か。レイに選択を迫るトキ。名シーンです!

 

「わたしはサウザーの謎を知っている!!」

→博識なトキ。ラオウもびっくりです。本当に、いつ知ったの?

 

「ラオウよ ケンシロウのために道を開いておくぞ」

「道をあけるがよい! ケンシロウの道をはばむ者はこの北斗の長兄と次兄が許さぬ!!」

→ラオウとともに聖帝サウザーへの道を開くため、雑魚を片付けながら進むトキ。

しびれるセリフです!

 

「ケンシロウ… もはやわたしが手をかす男ではない」

→聖帝サウザーを打ち倒し、聖帝十字陵から下りてくるケンシロウを見つめながらトキがつぶやいたセリフ。

巣立つ弟を見守るようなまなざしです。

 

「わたしも… おのれの宿命に生きよう 北斗神拳は一子相伝!! あの男の拳を封じねばなるまい!! わが生涯の敵はラオウ!!」

→南斗六聖拳を追うケンシロウを見送りながら、自分の決意を語るトキ。

ラオウと共闘した後のセリフなので、切ないものを感じますね。

 

「わたしの死期は近い! ならばわたしもひとりの拳士としてこの生をまっとうしたい」

→ケンシロウたちと分かれて1人になったトキ。

頭上に光る死兆星を見ながら最期は拳士として生きる道を選ぶ。

 

「おまえと戦うのはおそらくこれが最初で最後であろう――― 一度戦ってみたかった相手 北斗神拳伝承者の拳 存分に味わおう」

→ラオウとの戦いの前に、病で拳まで鈍っていないかケンシロウと手合わせをするトキ。

 

「ケンシロウ この魂はおまえに残そう そしてこの肉体はラオウとの死闘に捨てよう!!」

ラオウとの戦いを決意したトキ。

ケンシロウに向けてその覚悟を告げる。

これもしびれるセリフです!

 

「わたしの拳を高めたのは死期ではない!! ラオウ あなた自身の存在だ!!」

→ついに始まったラオウとトキの戦い。

互角の拳を繰り出しながらトキが言うセリフ。

 

「誓いの時は来た! 今 わたしはあなたを超える!!」

→ラオウの手から血が噴き出す。

それはトキの拳が一瞬だがラオウの拳に勝った証拠。

幼き日の誓いを胸に、トキはラオウに対峙する。

カッコイイです!

 

「この拳はわたしの最後の戦い すなわち!! あなたとの戦いまでは使わぬと誓っていた!!」

「天を見よ!! 見えるはずだ あの死兆星が!!」

「さあ宿命の幕を閉じようラオウ!!」

→互角の拳をもつ者同士が相まみえる時、その両者の頭上に死兆星が瞬く――。

トキとラオウ、両者の勝負の行方は神にも分からない。

 

「リュウガよ いこう! 乱世に生き殉じた男たちのもとへ わたしたちもまた星となり熱い男たちとともにケンシロウを見守ろう!!」

「さらば ケンシロウ!!」

→トキの最期のセリフ。本当にトキはかっこいいです。

トキの名言の考察

自分の命が長くないことを悟っているトキのセリフは、どこか達観したような感さえあります。

また、戦いにおいては常に冷静で、なるほど、とついうなずいてしまうような解説さえ入れてくれます。

そんなトキでしたが、最後のラオウとの戦いにおいては、「初めておのれの願望のために戦う気になった」とラオウに言わしめるほど、熱い男になります。

セリフにもそれは現れています。

ラオウとの戦いではもう、名言ラッシュです。

やっぱり、トキはカッコイイ!!

北斗の拳のトキはどんな人物なの?

トキはもともと、拳法を人を生かすための医療に結び付けて使いたいと考えていました。

非情に慈悲深い人物です。

死の灰を浴び、余命いくばくもなくなったところでその気持ちは余計強くなったと思います。

名言の中にある、「ケンシロウ おれはこの先人の命を助ける人間として生きる… もうすぐおれは死ぬ… それまでになん人の命を助けることができるか それが おれの生きていたという証だ!!」というセリフが、トキの気持ちそのものであったと思います。

そして、許されるのなら自分に死兆星が降りかかるその時まで、ずっと人を助けていたかったのでしょう。

しかし、トキは幼き日に実兄であるラオウと約束していました。ラオウがもし道を誤ったら、トキがその拳を封じるのだと。

そのため、病の体をおして、ラオウとの最終決戦に挑むのです。

誓いを果たすために。

まとめ

トキの名言についてまとめてみました。

トキは登場巻数が多く、またケンシロウの物語において重要な役割を果たすキャラクターのため、名言や名シーンが多い人物です。

トキをご存じの方なら、思い入れのあるセリフや場面が結構あるのではないでしょうか?

この名言集が、皆様の記憶を呼び起こす手助けになれば、幸いです。

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