北斗の拳のレイの最期は壮絶!マミヤとの愛の行方は?

この記事では、『北斗の拳』のレイの最期がどのようなものだったのかについて紹介しています。

レイは北斗の拳の物語の前半を牽引するキャラクターとして、ケンシロウとともに活躍してくれる人物です。

コミックスの3巻~10巻に登場しており、長く出番があった分、レイに愛着がある、レイが一番好きなキャラ、という人も多いのではないでしょうか。

そんなレイの最期に迫ってみました。

北斗の拳のレイの最期はどうだったの?

カサンドラの刑務所からトキを救出した後、ケンシロウたち一行は、アイリやリン、バットたちを残した村が拳王侵攻隊に襲われていることを知ります。

アイリのことが心配なレイは、一人で先に村に戻ることにします。

村に戻ったレイが見たものは、一人拳王軍に屈せず、拳王侵攻隊が用意した、火で熱した鉄板の上に向かって歩き出そうとするリンの姿でした。

レイはすぐさまリンを救うも、気丈に見えてまだ子どもなリンの涙と血をその手に受け、「てめえらの血はなに色だーーーー!!」と怒りを爆発させます。

その後部隊長のガロンを打ち倒しますが、そこに拳王(ラオウ)が現れます。

レイはラオウに戦いを挑むも、その圧倒的な闘気と拳に全く太刀打ちできず、捨て身の『南斗究極奥義 断己相殺拳(だんこそうさいけん)』すら効かず、代わりに『秘孔 新血愁(しんけつしゅう)』を打たれ、残り3日の命とされてしまいます。

そこへケンシロウが到着。

ケンシロウとラオウとの戦いになりますが、レイは必死にケンシロウを止めます。

「今のおまえにはラオウには勝てない理由がある」と。

ケンシロウとラオウの拳は「剛の拳」。

それに対しトキの拳は「柔の拳」で、トキの拳でなければラオウを倒すことができないのです。

レイはそれを見抜いていて、ケンシロウを止めたのでした。

やがてトキとマミヤが到着。

レイはラオウとトキの戦いを見守っていましたが、マミヤが殺されそうになった時、彼女への想いをその場で告白します。

その後、再びケンシロウとラオウとの戦いになりますが、決着は着かずその場は両者引くことになります。

レイの死期が迫る中、新血愁による激痛に耐えるレイのため、マミヤはメディスン・シティーへ薬を取りに出かけます。

けれどもそこは暴徒が支配する危険な街でした。

マミヤのことを知ったレイは、彼女を助けるために自身もメディスン・シティーへと向かいます。

そこでレイはマミヤがユダによって地獄を見た女であると知ります。

女であることを捨てたと言うマミヤに、レイは「やはりお前は女だ」と言い、ユダを倒すことを決意します。

けれどユダの罠にはまり、ユダを倒すという目的を果たせぬままレイの死期はますます迫っていきました。

そんな時、トキが秘孔によってレイの寿命をほんの少し伸ばすことができるという提案をします。

その秘孔は『心霊台(しんれいだい)』。

わずかに生を伸ばす代わりに激痛は今までの数倍になるという、恐ろしい技でした。

その選択をしない場合は、安楽死。

マミヤがメディスン・シティーから持ってきた毒薬を、トキはレイに見せます。

けれどレイはためらいなく心霊台を選択し、その激痛と戦います。

結果、レイはわずかな生を手に入れましたが激痛のため、髪が真っ白に変わってしまいます。

その後、マミヤの村を襲ったユダと最終決戦へ。

ユダは村のダムを破壊して水をあふれさせ、レイの足さばき、つまりは南斗水鳥拳を封じた上で戦いを仕掛けてきます。

レイは苦戦を強いられますが、最終的には両手で水面を叩き、宙に舞い上がり、南斗水鳥拳の奥義である『飛翔白麗(ひしょうはくれい)』を繰り出してユダに勝利します。

そしてレイにタイムリミットが。

レイは愛するマミヤに、「死兆星が頭上に落ちるその瞬間まで女として精一杯生きろ」と言い残し、ケンシロウには「生き続けろ。死ぬなよ。今の時代にはお前の北斗神拳が必要なんだ」と言って、死ぬ瞬間を誰にも見せないように小屋の中に一人入ります。

そして、全身から血を噴き出して絶命するのです。

北斗の拳のレイとマミヤとの愛の行方は?

マミヤの消えない心の傷であったユダをレイは倒しましたが、マミヤとの愛を育むにはもう、レイには時間が残されていませんでした。

ケンシロウに「俺は死んでゆく身。マミヤの愛など求めぬ」「ただ俺はマミヤのために死に… あの女の心の中で生きていきたいのだ」と語るレイには、マミヤへの本当に混じりけのない純粋な愛を感じます。

レイの最期のシーンでは、マミヤに「女として精一杯生きろ」と言いますが、追いかけてこようとするマミヤに「くるな!!」と静止をかけます。

愛する人に自分の砕け散るぶざまな最期を見せたくない、と。

そんな思いを汲んで、マミヤは皆から少し離れたところからレイを見送ります。

この時二人の心は通じ合っていたような……。そんな気がしてやみません。

そしてマミヤに死兆星が見えなくなったのは、レイがマミヤにとってマイナスになる全ての物を、死に際にその無償の愛によって取り去っていってくれた……そんな気がします。

北斗の拳のレイの最期:まとめ

北斗の拳では、強敵と呼ばれる存在や、一定の強さを持つ敵(あるいは味方)に関して、秘孔による爆発、原形をとどめないほどの死に方などは暗黙の了解で無いはずなのですが、それを打ち破ったのがレイのこの壮絶な最期でした。

新血愁による痛みは想像を絶するものだったと思われますが、レイは最期まで誇りを失わない素晴らしい死にざまだったと思います。

自暴自棄にならず、発狂せず、皆と愛する女のために生き、散っていったレイはまさしく「義星」の星の男だったのだなあと思います。

レイに人気があるのは、その容姿や華麗な技、生きざまだけでなく、この壮絶な最期までの戦いにもあるのではないかと思いました。

もしもレイが新血愁を打たれず、ケンシロウが間に合っていたら、また違う展開があったでしょうね。

個人的にはレイには生きていて欲しかった派なので、そんなことを考えてしまいます。

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